アライズム

店員さんが持ってきたドリンクをこぼした・・・そんな時は紳士的に

先日、飲食店で、注文したドリンクを店員さんが妻の席とスカートにこぼしてしまいました。

 

ガシャン・・・バシャ!

 

店員さんが、グラスを握ったはずの手を滑らせて、そのドリンクの満杯に入ったグラスごと落として、妻の座っている椅子、足元、スカートにこぼしてしまったのです。

 

一瞬何が起きたのかわからず、唖然としてしまいました。

 

人っていきなりの事には唖然としてしまうんですね。

 

とっさに店員さんが申し訳ございませんと言い、やっと状況を把握・・・

 

店員さんが謝って、タオルを要してくれた直後に、大丈夫ですかと他の店員さんと店長さんも駆けつけてきて、タオルでテーブル、椅子、床、スカートを拭いてくれました。

 

店長さんと店員さんの皆さんで、一斉に来られると正直、ちょっと恥ずかしい・・・と思いながらもみんなでテーブルと椅子と床を拭き始め被害は最小限。

 

素早い対応ありがとうございます。

 

店長さんは申し訳ございませんと言って、クリーニング代をお渡しさせていただきますと言ってくれました。

 

でも、妻も私も、大した汚れではないで、そんなお気遣いしなくても大丈夫ですよと伝えました。

 

もちろん、今回はさほど汚れなかったので、クリーニング代を受け取るのは断りましたが、シミになったり、着ることができないくらいになった場合にはお店側と話し合いになったかもしれません。

 

結果的には、クリーニング代の代わりに食事代をサービスという形になりましたが、お店側すれば、何かしらの対応をせざるを得ないのは明らかです。

 

確かに、お店としてはきちんと対応しなければ、誠実でないとか、対応が悪いとかのうわさもたてられてしまいますし、そのお客様はに度と来なくなってしまいます。

 

お客様の大事な洋服を汚してしまったことはお店側の責任。

 

立場とすればお店側は加害者で弱いですが、それでも、怒って怒鳴りつけるとか、どうしてくれるんだことか、こちらから高圧的に要求することは他のお客様への迷惑にもなりますから、あくまで紳士的に、相対人間の対応をするべきだと思います。

 

だれでも間違いを起こすことはあります。

 

店員さんにとって、たまたま、手が滑ってグラスを落として、しかも、運悪く私たちのテーブル、椅子、床、スカートを汚してしまったわけです。

 

確かに、間違いは起こしてはいけない。

 

でも、ふとした瞬間があるんです。

 

うっかりしてしまう瞬間。

 

一生懸命仕事をしていた中、店員さんもそんなうっかりとした瞬間だったのかもしれません。

 

悪気があったわけではありませんし、こぼした後には誠実に謝りながらタオルをすぐに持ってきました。

 

ですから、まず、紳士的な態度で先に拭きましょうと、私たちはスカートに付いたドリンクを拭き、ペーパータオルで染みついたドリンクを吸い取り、さらに水で湿らせ、またペーパータオルで吸い取りの繰り返しをして、クリーニングに出すほどでもないと判断して、大丈夫ですよと伝えたのです。

 

私自身怒鳴り散らすということは絶対にしませんが、店員さんはまだ若かったので、もしも怒って委縮してしまってはこれからの長い人生に悪影響があってしまってはいけないと思ったのも事実です。

 

店員さんも悪気があったわけではなく、うっかり手が滑ってしまっただけなはず。

 

ですから、店員さんを必要以上に責める必要はないと思いますし、怒ってもその場の生産性がありません。

 

冷静に状況を把握して、一番良い解決方法を落ち着いた態度(紳士的な)で話し合うことがお店にとっても、店員さんにとっても、自分にとっての良いと思っています。

 

こぼしてしまったことは、すでに起こってしまっているので、この先どうするか。

 

自分たちにとっては、洋服がシミにもならず、色落ちもせず着られますし、お店にとっては、お客様に迷惑をかけたけど良い教訓にもなる。

 

そんな着地点を探して話し合うことが最善だと思います。

 

確かに、この時、店員さんには良い教訓になってくれればいいなという気持ちもありました。(良い意味で)

 

決して、この状況に付け込んで、慰謝料を取ってやるとかはやめたほうがいいです。

 

そういうことをすると、先々良いことは起こりません。

 

人はどこでまた会うかわからないですし、またそのお店に来ることもあります。

 

ですから、お互い気持ちよくお店を出られるように心がけることが大事です。

 

ただし、もしも、お店側の対応が悪ければ怒るべきですし、それ相応の措置はとるべきですし、また、大事な書類や物などに損害が出てしまった場合にはきちんと話し合うべきです。

 

 

 

 

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