今日、大事に使っているロレックスの風防ガラス面の汚れを拭き取っていたら、見覚えのない線が見えました。
拭いても拭いても消えないので、しつこい汚れだなって、強めに拭いてもとれない。
おかしい・・・
確か、ガラスはサファイアクリスタルというガラスだから傷が付きにくいはず・・・
そこで、爪で擦ってみると、ガタガタする感じがして、傷だと分かりました。
そして、傷だと分かった瞬間、冷や汗。
大事に気を使っているのに傷だと分かるときのショックは大きい!
悲しくなるし、いっそ手放してこのショックから解放されたい・・・なんて思いました。
この時、天使と悪魔が耳元でささやきました・・・
悪魔「傷は精神衛生的に良くないぞ・・・」
天使「目立たないし、機械の部分には影響ないから気にしないほうがいいよ」
悪魔「目立たなくても、気になって物後に集中できないだろ」
天使「他人にはわからないよ」
悪魔「売るときに査定が下がるぞ」
天使「一生使える時計だから、もっと傷が付いたらガラスを交換すればいいじゃん。傷は年輪。年を重ねた人間のシワと同じだよ」
そんな天使と悪魔の会話が耳元で繰り返されました・・・
でも、考えてもみれば、毎日身に着けていて傷が付かないはずがない。
確かに、ガラスの部分に傷が付くのは、金属ブレスの部分に傷が付くのはと違い、研いて消せるものではない。
だから、ガラスに傷が付くのはショック。
というのも、ロレックスの風防ガラスは、サファイアクリスタルと呼ばれる極めて強度のある硬いガラスのため研磨することができません。
傷が付きにくいと言われているのは、このサファイアクリスタルと呼ばれるサファイアガラスを使用しているためです。
ちなみに、傷が付きにくいですが、衝撃に弱く、硬いものを当てたり、落としたときには砕けやすく、割れやすい弱点を持っています。
このロレックスは毎日身に着けているので金属ブレスの部分には傷は付いているし、ぶつけることもあるし、ガラスに傷が付いてしまうのは仕方がないことです。
腕時計の傷は、人間と同じで年を重ねればシワができるようなもの、と聞いたことがります。
確かに使っている分、傷にはなりますが、それは、時計と共に生きてきた証。
まだ、このロレックスは付け始めて1年ですが大きな仕事も共にしましたし、スーパーカーとツーリングも行きましたし、家族旅行でいろんなところにも行きました。
だから、傷ついた分、いろんなことを共に経験してきた証だと思うようにしています。
それに、もっと傷が付いたら、ゆくゆくはガラスを交換すればいい話。
新品の状態や、きれいに使うことにこだわりすぎているからショックも大きいのだと改めて思いました。
極論を言えば、ガラスの交換に何万も使うのは痛いということもできますが、時計も車と同じでメンテナンスが必要。
それがオーバーホールですが、まさに、いずれ交換が必要になる部分が今回の風防ガラス。
ということで、風防ガラスに傷は付きましたが、このまま使用して、今後傷が増えたり、今の傷が広がって万が一割れそうになったら(内部の秒針や機械に影響がりますから)様子を見ながら交換しようと思います。
時計の傷は年輪のようなものという話でした。