車を買う時、新車にするか中古車にするかはその時の欲しい車種が生産中のモデルか生産終了のモデルかで変わってきますし予算の都合などでも変わってくると思います。
新車の場合であればディーラーでの購入になりますから、トヨタ車を希望であればトヨタ系のディーラーに、日産車であれば日産系のディーラーに来店しますね。
新車イコール、ディーラーという形になろうかと思います。
でも、中古車となると、販売チャンネルが多様になるため、どこで買うべきか迷ってしまいす。
自分自身も今まで中古車を買う時に、どこで買うべきか迷ったことがあります。
つまり、例えばアルファードの場合、①ディーラーであるトヨタが販売展開しているTアップのようなディーラー系の中古車店で買うのか、②メーカー問わず多種多様な車種を扱う中古車の専業店で買うのか、③アルファード専門・スポーツカー専門・SUV専門・外車専門のように車種やジャンルの専門をうたっているような専門型の中古車店のどこで買うのかということです。
中古車を購入する際は、上記のように販売店の形態でそれぞれ特徴があります。
では、それぞれどんな特徴があるかまとめてみました。
ディーラー系中古車販売店
ディーラーの敷地内でフロントガラスに値札を付けた中古車を見かけたことがありませんか。まさにそれが該当します。
主に新車販売の際にお客様の下取りした車を販売しています。
ディーラーの看板を掲げていながら、中古車販売を専門にしている店舗と、新車ディーラーの店舗の敷地内で中古車が販売されている店舗があります。
ディーラー系中古車店は、下取りした車の中でも、状態の良い車を中古車として販売しています。
ということは良い中古車を見つけいやすいです。
また、保証が長期であったり、アフターサービスが手厚いことが多いので、購入後のことまで考えるとディーラー系中古車で購入するメリットは大きいです。
ただし、低走行車やきれいで状態の良い車を販売するため価格が比較的高めと言えます。
メンテナンス費用や車検費用も他の中古車店に比べると高いのがネックと言えますが、安心度は高いです。
安心を買う。これがディーラー系中古車店です。
メンテナンスや修理はなんといってもディーラーが一番頼りになります。自社製品ですから。
ちなみに、過走行車や状態が悪い下取り車は海外に販売したりオークションにかけます。
ディラー系中古車店の価格が高めの理由は、下取りした車の中でも走行距離が短い車やきれいな状態の車をクリーニングしたりメンテナンスして販売しているため状態が良い中古車が多く、保証内容もしっかりしているからです。
というのも、状態の良くない車を中古車として販売してしまうと、クレームの対象となりディーラーの信用に傷がつくので避けているためと言えます。
したがって、ディーラー系の中古車販売店はトヨタのT-UPに代表されるように、ディーラーが中古車販売をしているケースを言います。
ディーラーも新車販売だけでなく中古車を扱っているのです。
専業系中古車販売店
生活道沿いや国道沿いで、メーカー問わず多種多様な車種を並べている中古車販売店が専業系中古車販売店です。
扱う車種は様々で、種類に富んでいる半面、選ぶのに迷ってしまいますが、軽自動車からセダン、スポーツカー、SUV、四駆など販売車種の選択の幅が広いのがうれしいです。
ディーラー系中古車店に比べ、店舗数が多いため足を運びやすいのが特徴です。
車種やジャンルから選ぶほか、予算からも選ぶ場合に最も適している販売店と言えます。
ただし、店舗が多い為どこのお店に行けばよいのか迷うところです。
そんな時は、外見がきれいなお店、販売展示されている車がきれいに保たれているお店、店内に清潔感がありきれいで明るいお店、店員さんが笑顔で身なりがきちんとしているお店で判断されても良いと思います。
やっぱり、きれいで清潔感があるお店や、展示車がきれいなお店は、販売中古車にも目が行き届きメンテナンスがきちんとされていると言えます。
中古車には販売時には見えない不具合や故障が生じることがあります。
年式によっては新車時からの保証が継続されていたり、状態によっては販売店独自の保証がついていたり、別途有料保証プラン(保証項目や期間が長い)も用意されています。
保証には入っておいた方が安心です。
専業系中古車販売店は、幅広い車種や年式、価格帯がウリですが、車に対しての知識が広く浅くの部分があります。
オイル交換やタイヤ交換、車検など維持メンテナンスは十分対応できますが、専門知識が必要となる修理やメンテナンスはやっぱりディーラーに頼ることになります。
そんな時は、メンテナンスは中古車店、修理はディーラーというように付き合い方で頼るお店を変えると良いです。
例えば、中古車店の方が、簡単な修理、メンテナンス、車検費用がディーラーよりも安く済ませることができます。
ディーラーじゃないと修理できない部分は、ディーラーに依頼をします。
中古車を購入した後は、中古車販売店とディーラーを使い分けることで、ランニングコストを抑え、車を大切に長く乗れます。
修理の時、見積もりをディーラーと中古車店で出してもらって値引き交渉もありです。
以前にアウトランダーを新古車で購入したときの話。
販売店はいつも販売展示されている車がきれいで、値札も見やすく、店内は明るく、いらっしゃいませの挨拶が元気でみんな笑顔でした。
案の定、対応も良く購入後も定期的に車の様子を気にかけて電話をかけてくれました。
車は、相場よりも1割くらい安く販売されていて、しかも、フロアマットが付いていなかったので、お願いしたらサービスで付けてくれました。
車検もディーラーよりも安くきちんと見てくれました。
買い替えるまでの約10年間、故障もなく、消耗品以外で自費での修理交換はなかったです。
もちろん、リコールはディーラーでした。
専門系中古車店
スポーツカーやSUV、輸入車ようなジャンルでの専門、アルファードやGT-Rのような車種の専門、ベンツやBMW専門のようなメーカーの専門というように、ジャンルや車種を限定して専門に販売している中古車店を言います。
専門系の中古車店では、例えば、同じ車種の中でも年式やグレード・オプションの種類や有無で選ぶことができたり、また、予算に応じて購入することもできます。
専門的な車を扱っているため、その車種を選ぶメリットやその車の乗り方、弱点、故障しやすいポイント、メンテナンスのポイントなど知識が豊富で安心です。
また、いざ故障した時でも対処法を把握しているため、修理の依頼もしやすく任せて安心です。
とくに輸入車の場合は国産車とはエンジンの仕組みやメンテナンスの仕方、部品の消耗するスピードや交換頻度、車の組み上げが違い専門の知識や技術が必要となる場合があります。
専門店系中古車店のメリットはディーラー系中古車店に比べて比較的安く購入することが上げられます。
また、メンテナンスや修理も特定の車種を扱っているので安心です。
車検も比較的安く済みます。
保証内容は専業系の中古車店と同じように、新車時からの引継ぎのある場合や、店独自の保証が販売時につけてもらえる場合、別途有料保証があります。
輸入車専門店でベンツを購入した時には、故障しやすいポイントやメンテナンスのポイントを教えてくれて、車検の時は事細かに交換した方が良いパーツ、近いうちに交換した方が良いパーツ、調整した方が良い部分などをアドヴァイスしてくれてました。
ディーラー系か専業系か専門系かどれを選んで購入するかは、その時の予算や欲しい車種で決めると良いです。
最近では、カーセンサーやグーのような大手インターネットサイトで中古車をチェックできるので、あらかじめ中古車を調べておいてから実車見るのが合理的です。
カーセンサーやグーでは近くのお店も検索でき、口コミや評判も見れます。
どうしても欲しい車種がどこにも販売されていない場合は、中古車店はオークションや下取りなどで見つけてくることもできます。
ですから、お話しした販売店をいくつか回ってみて、どのお店が自分の条件に合い、要望をかなえてくれそうかで判断すると良いです。
カーセンサーなど