高輪ゲートウェイ駅からほど近い高輪神社は住宅地にあって、落ち着いた雰囲気でとても品が良い神社ですね。
初めて参拝させて頂きましたが、とても居心地が良かったです。
高輪の住宅地という人々が生活をする中に、みんなを見守るように鎮座しているからなのか、境内はとてもやさしい雰囲気が漂ってもいます。
渋谷から品川プリンスホテル経由で散歩をしながら訪れたのですが、歩き疲れた体を高輪神社の雰囲気が優しく包んでくれてホッとさせてくれました。
そういえば、神社には、ご利益を授かりたくて参拝することが多いと思いますが、気持ちを落ち着かせるための参拝、心を洗うための参拝、日ごろの感謝をお伝えするための参拝をするととても気持ち良く、清々しい気分にもなりますね。
さて、高輪神社では、参拝をさせて頂いたことに感謝し、最終目的地の六本木までの散歩の安全をお祈りしました。
これも、心願成就のお祈りですかね。
ちなみに、この散歩は無事に六本木まで歩けました。
高輪神社はこじんまりとした境内ですが、見どころが凝縮されていて、参拝だけではなくぜひ、ゆっくり見たいところ。
高輪神社のご利益
心願成就 合格祈願 厄払い 家内安全
御祭神
宇迦御魂神(うがのみたまのかみ)
誉田別命(ほだわけのみこと)
猿田彦神(さるたひこのかみ)
創建
創建の詳細は不明とされていますが、室町中期の明応年間(1492年から1501年)に稲荷神社として創建されたといわれております。弘化2年1月24日(1845)の大火で石門、石大鳥居などを残して焼失してしまいました。
明治以降、境内内にあった庚申堂と近隣の八幡神社が合祀され、昭和4年(1929年)に稲荷神社から高輪神社に社名を変更して、現在の社殿は昭和55年(1980年)に造営されております。
そして、現在、お稲荷様の宇迦御魂神、八幡神社の誉田別命、庚申堂の猿田彦神を御祭神としてお祀りしております。
参道
参道入り口には、高輪神社の石塔があり、奥まった境内への道しるべになっています。
住宅地に違和感なく鎮座しているので、見逃さないための案内役なわけですね。
参道には石畳が石鳥居まで続いています。
スッキリとした参道はとてもきれいですね。
参道には旗が建っていて、ご利益が書いてあります。
石鳥居
この石鳥居は寛文7年(1667年)に奉納されたものが、しっかり現存しています。
本当にすごい!
大火、関東大震災、戦火をくぐり抜けて現存している。
石鳥居もまさにパワースポットです!
境内
鳥居の先には階段。
階段の奥に社殿の屋根が見えます。
そして社殿の屋根の奥にはビル。
品川のまさに高輪にあるんだなって実感。
階段を登りきると、社殿のある境内。
左手には手水舎があります。
手水舎は文政5年に奉納され、今でも使用されているのがすごいですね。
社殿のは小ぶりではありますが、風格と威厳があって、長い間、高輪の地域を見守っているという神様のオーラのようなものを感じます。
そして風格と威厳の中に優しい空気。
社殿の淡い色使いも優しさを醸し出しているのかも。
社殿周辺はすっきりとしていて、本当に居心地がいい。
もちろん、神域を感じる空気感。
太子宮
社殿左手側の太子宮は聖徳太子を祀っています。
太子宮は、もともとは太子堂と称され、明暦年間(1655年から1658年)に建立されています。
聖徳太子が16歳の時に自作としたと伝えられている「聖徳太子十六歳の尊像」を祀ったと言われています。
歴史上の有名な人物が自作したと伝えられる像が祀られた場所というだけで、時空を超えたロマンを感じますね。
太子宮を囲む石門
すごく歴史を感じる古さの石門です。
安政4年という文字が読み取れます。
西暦1857年ですね。
「大正12年9月関東大震災破損依・・・・修理」と彫ってある文字が読み取れます。
被災を乗り越え歴史をつないでいる証拠ですね。
そして、高輪神社がみんなに愛され大事にされている証でもあります。
彫刻もキレイに現存しています。
力石
太子宮の正面に力石があります。
江戸時代に、力比べで持ち上げて、競いあったのでしょう。
力石を持ち上げて力比べをしている当時の風景を想像し、歴史に思いを馳せると、感慨深くなります。
時代は進み、便利な世の中になった・・・デジタル化、自動化・・・でも、人とのふれあいを大事にしなければいけないし、ずっと助け合う世の中であってあってほしい・・・
その他、石碑もあります。
境内を巡り、最後に帰り際にお守りを購入いたしました。
紫が好きなので、瞬時にこのお守りに決定。
大事に身に着けせて頂いております。
高輪神社は、都会に中に静けさを与えてくれて、気持ち安らぐ、そしてこじんまりとしながらも力強くも優しい品のある雰囲気の神社です。
是非とも、参拝に訪れてみてはいかがでしょうか。
108-0074
東京都港区高輪2-14-18
03-3441-2719