アライズム

忘年会のような飲み会は出たほうが後々人間関係が楽になる

社内や取引先で苦手な人っていませんか?

自分自身も社内ではないですが、取引先で苦手な人がいて、いつも気を使っています。

しかも、お得意様なので必ずその人に話をしなければならず、会う直前は話す内容をシュミレーションまでします。

 

なぜかというと、説明をしていて矛盾点や意味の分からないことがあると鋭いツッコミが入り答えられないと厳しく注意されるからです。

しかし、答えられない自分自身も良くないので改善点として受け止め反省をして、次回会うときには不備の無いようにしっかりと説明ができるように準備しておこうと心がけています。

 

その取引先の担当者は、高圧的な態度で、警戒心が強く相手を疑ってかかる部分もある印象です。

 

担当者とすれば、やっぱり仕事は不備なくきちんとしなくてはいけませんから、不備や改善点、注意点をチェックするのは当たり前ですね。

 

しかしながら、この担当者とは人間関係の構築が難しく、なかなかコミュニケーションがとりずらいのです。

 

そんな中、会社の忘年会で、その担当者も日頃お世話になっているので、参加していただくことになりました。

 

そして、いざ、忘年会スタート。

10人での忘年会ですから、最初のころは、当方の社長がメインに話をしてみんなが聞き役でしたが、お酒が入るにつれて2、3のグループになって話が弾んでいました。

 

自分のグループにその取引先の担当者が混じっていて、いつものごとく緊張して話かけることができず聞き役に回っていたのですが、中盤の酔いが回ってきた時から、趣味の話や苦手な食べ物の話などで会話が弾みはじめ、お互いコミュニケーションが良く出来ている状態になっていました。

 

しかも冗談も言って笑いもたくさん。

というか、実は面白い人だったんです。

お互い協力して仕事を頑張ろうとも言ってくれて、この時、この担当者って本当は気の良い人なんだけど、仕事ではミスの無いように立場上厳しくしていなくてはいけないんだなっていうことがわかりました。

 

気が付くと、今までの緊張が解け、良き友人のごとく話が弾み、あっという間に宴は終わりの時間に。

 

帰り際には、後日みんなでスイーツを食べに行こうという話にもなり、隔たりのあった心の壁が消えていました。

翌日の電話では、声のトーンが今までよりも明るく感じ、対応もソフトに感じられました。

 

今回の教訓

会社の忘年会や暑気払いのような宴会には行きたくないと思う人は多いと思います。

でも、宴会は上司部下というような関係はあるにしても特別な場所。

お酒を通じて、普段は言えないようなことも言えます。

無礼講です。

この人って普段は怖いけど、実は面白い人だったとか、普段はまじめなのにお酒が入ると面白くなるとか、普段は見えないその人の姿を垣間見ることができます。

 

普段は言えないことを宴会の場で話すことで、お互いの壁がなくなり人間関係が楽になることをこのとき実感しました。

 

人って、心の距離が縮まると、怒らなくなったり、許す気持ちが芽生えます。

 

昔でいう「飲みにケーション」は実は効率の良い人間関係の構築の場所だったのかもしれませんね。

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