最近思ったことが、給料を上げる方法として、自分の仕事での売り上げや業績、会社への貢献度を上げて会社に貸しを作ることが近道じゃないかということ。
会社員をやっていると、絶対に通る問題・・・それは昇給の度合い。
春先になるとベースアップの話題がニュースで流れますね。
給料次第では、自分で働いている割には貰っていないとか、これだけしか貰っていないからやる気が出なくて必要以上には働かないとか考えることもあると思います。
はたまた、いくら欲しいとか、同僚や部下や上司はいくらもらっているとか、友人はどこどこの会社でこれだけもらっているとか、比較したくなるもこともあります。
しかしながら、自分の給料が少ないとか、周りはいくらもらっていてうらやましいとかを考えること自体が、昇給のチャンスを逃したり、高給取りにはなれないのではないかと思います。
というのも、会社側の立場からすると、売り上げや業績の貢献度の高い社員に高い給料を支給したくなるのではないでしょうか。
会社は給料(賞与も含む)というものを、これだけ成果を出したから支給しようとか、ベースアップしようとか、今年度はこれだけ成果を出してくれるだろうと期待を込めてこれだけ支給しよう、ベースアップしようと検討してから支給しているはずです。
よほどやましい会社でない限り社員をいいように使い倒して辞めさせるというようなことはしないのではと思います。
給料というものは、会社員をしている限り、自分の判断で支給額を決めることはできないのです。
会社は余剰金で再投資して利益を増やし社員に還元する
それに、会社は売り上げの中から、必要経費、給料、税金を支払い、余った分で新たな事業に投資をするという計画(再投資)があるわけです。
投資を行い会社の規模を拡大していき、利益を増やし、結果的に給料に跳ね返ってくるのです。
いわば、社員に還元。
ですから、会社は会社の事業目的を遂行して利益を増やすということが大事な使命なのです。
そこに社員一人一人の力が必要なのです。
もちろん、会社の利益が少なければ給料も支払えないですから。
逆を言えば、会社にとって社員は会社に対する投資とも言えます。
社員が会社に対して、事業目的の達成と利益をもたらしてくれるから今年度はこれだけ支給しようと考えることができるのです。
私自身、中小企業を経験している中で、前年の目標達成と翌年度の期待を込めて高い比率のベースアップをしてもらったことがあります。
会社に貸しを作れ!
給料をアップさせるためには会社に貸しを作ることが肝心。
つまり、会社に貢献し、利益を上げ、業績を上げ、貢献度を上げる。
そのためには、自分自身が一生懸命売り上げや経費削減などの貢献度を上げなければなりません。
営業職であれば、既存顧客を大切にし、さらに新規顧客を開拓して売り上げをアップすることが挙げられますし、経理職や総務職であれば、節税や経費削減、人事管理などの会社運営の事務面から貢献ができるわけです。
ここで、間違ってはいけないことは、会社のために生きるということではないということ。
あくまで会社では一生懸命働き、休日や帰社後は自分の時間として有意義に過ごすことが基本。
休日を自分のために楽しめないと、仕事にも力が入りません。メリハリが大切ですから。
給料を上げるためにはとにかく、会社に貸しを作る。
具体的には営業職では売り上げの向上が挙げられますが、単に契約を1件取ったとか、2件取ったとかではなくて、自分の給料分の3倍以上は売り上げるとか、そのためには計画的に動くことが必要です。
というのも、会社の経費や運営費などを考えると、給料の3倍以上ないと釣り合わないからと考えられるからです。
歩合制を取ってる会社では、自分へ給料面で跳ね返ってきますから、数字面できちんと考えていると思いますが、たとえ、歩合給が無いにしても、常に売り上げに対しての自分の給料や経費を意識するとが大切です。
経理や総務のような、売り上げを生みにくい職種は、節税や経費削減、会社運営での効率化を図るプロを目指すこと。
実務を一生懸命取り組む以外でも簿記を取得したり、税理士や会計士、社会保険労務士に挑戦して知識や資格を実務に生かすことで資格手当が付いて昇給もあり得えます。
会社は、外部委託をするよりも、会社内に有資格者が在籍している方が会社としては安心ですし、専門的な仕事を外部委託しなくても済すみます。重宝されます。
給料が少ないと嘆く前に、今いる会社でできることをやってみたほうがいいです。
給料アップを目指して転職をするのもいいですが、転職を繰り返すと逆に不利になりますし、すぐに好条件の転職ができるとも限りません。
まずは、会社に貸しをつくって貢献して、その中で自分自身のスキルもアップさせれば、さらに給与面を含め上を目指せるといえます。