浦和駅西口から徒歩3分くらいのところにとんこつラーメンでオススメのお店があります。
それは「なかじま」。
浦和駅西口を県庁方面に歩き、左側にひっそりとたたずむお店は注意しないと通り過ぎてしまいます。なにせラーメン屋という感じがしませんので。でも、ガラスに「なかじま」の文字と白いのれんがあるので目印になります。
店内では店主が黙々とこだわりのとんこつラーメンを作っている姿。職人という雰囲気を出しています。無口ですが人は良い印象です。
店内は10席のカウンターのみ。シンプルな作りです。
注文すると2~3分でラーメンが出てきます。
目の前には人が入れそうなほど大きな寸胴鍋が目を引き、その中では白濁としたスープがよく煮込まれていて、その模様を見ているとあっという間にラーメンが手元に届く感じです。
とんこつラーメンの味は、濃厚でドロッとしたスープなのに脂っこくないし、しつこくない。油自体そんなに浮いていないです。
エキスが存分に溶けだしているスープは白ではなく少し黄色みがかった灰色っていう感じ。
そのスープに細麺が十分に絡むので口の一杯にとんこつラーメンを味わうことができます。
スープには溶けだしたエキスと成分が沈殿していて、すするスープというよりも食べるスープといった印象。
油が浮いていなくしつこくないので、替え玉をしてもぺろりと食べてしまします。
おそらく、最初から豚骨を煮込まず、臭みやアクや骨の周りについている肉を取り除くために数時間ひと煮立ちをさせて、そのゆで汁を捨てているのではないかと思います。
その後、十時間以上煮込んで豚骨の髄の部分まで煮だしていると推測します。
どんぶりの中には、トッピングの醤油ベースの味が染み込んだチャーシューとメンマ、もやしがのっています。もやしがあっさりしているので濃厚とんこつ味のアクセントになります。
チャーシューは繊維状にほぐれるのに歯ごたえもあるのでおいしいです。
替え玉のタイミングは、ふたくち分くらいの麺を残したくらいで注文すると、ちょうど麺が食べ終わったころに替え玉が来ます。
スープに投入した後、かき回して数秒待つとスープと絡んでおいしいです。
トッピングの高菜は少しだけ入れると、濃厚なスープのアクセントにもなります。でも辛いので入れ過ぎには注意。
最後の一滴まで飲み干してしまうこのとんこつスープはご飯にかけてもおいしいかもしれません。もちろんライスもあります。
アクや臭みがきちんと取り除かれていて、よく豚骨エキスが溶けだしているこのスープは手がこんでいるなぁっていう印象です。670円という価格も安いと思います。
なかじま
住 所 埼玉県さいたま市浦和区高砂1-10-18
電 話 048-822-4967
定 休 日 日曜日