先日、厚木市の大沢川の上流にある大釜弁財天に行ってきました。
「大釜弁財天とはいったいどんなところなんだろう?」
行く前はそんな疑問と、新しい発見の期待に胸膨らませ車に乗り込んだのです。
そして、先に結論を申し上げますと、森林に囲まれて少々暗い印象ですが気持ちがいいパワースポットでした!
大釜弁財天に行く山道の脇には、きれいな沢が流れ、ちょっと薄暗くも、静まり返った山や湿度のある木々の空間に心が落ち着きます。
季節柄と天気で少々薄暗い印象ですが、またこれも心を静かに落ち着かせるのに役立つ。
クマ出没注意の必要があるため周囲への緊張感を持ちつつも、仕事のしがらみ、人間関係、日頃の疲れから心身ともに解放され、抑え込まれていた自分が素直な気持ちとともに体の表面に現れて、一言・・・山は、自然は気持ちがいい!
山々と木々と私が繋がった感覚。
そして、森林浴とまではいかない木々の中でも、マイナスイオンも多い感じがするし空気が澄んでいて深呼吸をすれば、体の中からもスッキリは間違いない!
登山とハイキングの間ともいえる足取りで登っていくと突如と現れる鳥居は大釜弁財天。
大釜弁財天は、雨乞いのために祀られたものだそうです。
流れ落ちる清流の滝つぼが大きな釜型をしてることから大釜と名付けられました。
苔をまとい神秘的な姿の鳥居の奥には清流で研かれた光沢のある岩。
人知を超えた何かがここには存在する・・・
足元が滑るので気を付けながら鳥居をくぐると美しく済んだ清流。
透明で本当にきれい。
大釜の名の由来の滝つぼへと落ちる水の音。
しばらく水の音を聞いて心落ち着かせると、いつしか、心の凝りも淀みも流れて行ってしまう感じ。
体と気持ちが軽くなり、これも、ご利益。
岩に備え付けられた鎖を掴み、ゆっくりと進むと大釜の滝つぼが良く見えます。
清流の上に架かる小さな橋を渡り、洞窟の奥には弁財天様が祀られていました。
岩を削った水の流れは美しくも力強い。
水は流れを変え、岩を削り下流へと進む。
私も柔軟な考えをもって人生を進んでいきたいと思いました。
本当に大釜弁財天に来ることができて良かった。
森林に囲まれたパワースポットであること間違いなし!
感謝の念と共に、ここからまた一層頑張ろうと思いました。
さて、大釜弁財天に向かう道中をご紹介
車を走らせ、大釜弁財天へ続く道はいかにもパワースポットへ続く道。
目の前は山です。
ちょっと不安にもなる。道は合っているのか・・・
でも、人の気配のある駐車場に到着。
この広沢寺前駐車場は無料で利用できます。
広沢寺前駐車場から大釜弁財天までは徒歩20分位です。
距離にして1.2キロ位。
車を駐車し、登りの道を上がっていくと、大釜弁財天0.7kmの標識が出てきます。
何やら不気味な鉄格子の柵がありますので、開けて柵の外に出ます。
クマや野生動物の住むエリアと人里を分ける柵の様。
開ける瞬間は緊張します。
柵の外は野生の世界。
自然という厳しさの漂う世界への畏怖と安全な人間の世界にいられることへの感謝の気持ちを抱きながら柵の外に出るとクマの出没注意のため、気を張って進みます。
一人の時は鈴は必須。数人の時は話ながら歩くといいですね。
柵の外に出ると、自分の身は自分で守るという緊張感が高まって、神経が段々研ぎ澄まされて歩く感じが、日常では体験できない感覚。
まるで映画のジュラシックパークの恐竜がいる世界に踏み入れた感覚。
クマを意識しながら耳を澄まし、周りをよく見て、山の空気を味わう。
道は整備されていて歩きやすい。
途中の滑岩は表面が滑らか。ほんとうによく滑りそう。湿気で光沢を帯びている。
岩のてっぺんには根を張る木。
生きる力強さを感じます。
ロッククライミングする人の姿も。
こう見ると人間もすごいですね。
生身の体で登っていくのだから。
周囲の木々を感じて、山の空気を味わい、沢を眺めながら登っていくと大釜弁財天に到着です。