草津温泉のホテルおおるりに宿泊してきましたので、感想をお伝えします!
ちなみに行った時期はお盆です。
湯畑をはじめ、観光客で賑わっていました。
夏真っ盛りでも、草津温泉は昼間の日差しは少し強めですが夜は肌寒く、上着があると安心です。
言わずと知れた、湯畑周辺の宿や公衆浴場、温泉施設は硫黄の泉質です。
乳白色のお湯は殺菌効果があり、皮膚の病には効能があります。さらには恋の病以外は治るとか・・・
そんな草津温泉のおおるりに宿泊した感想をお伝えしますと、まず、リーズナブルで家族旅行や学生さんの旅行にオススメといえます。もちろん、夫婦やカップルにも。
そして、一泊二食で6500円ですので他の旅館やホテルに比べても金額面ではリーズナブルといった印象。
連泊や何度も訪れるのもいいです。
ただし、リーズナブルの反面、建物に手を加えていないように見受けられ、外壁が古っぽいとか錆びの出ている部分があるとか、エレベーターや室内のエアコンといった設備が古いなどはありますが、湯畑から近いという立地や価格、バイキングといった食事内容から見れば十分許容範囲なのではないかと思います。
立地
立地は、湯畑や西の河原まで徒歩3分の近さ。
鶴太郎美術館も近いです。
夕食前の散策や、食後の外湯巡りもアクセスがいいです。
特に夜の湯畑はライトアップされていてきれいです。
湯畑を眺めながらの足湯もオススメ。
チェックイン・チェックアウト
チェックインは14:00。
チェックアウトは9:30。
食事
夕食と朝食はバイキング(1時間)ですので、たくさん食べることができます。
ドリンクもウーロン茶、オレンジジュース、コーヒーなどがありますし、夕食にはデザートのアイスもあります。
バイキングの種類は、例えば夕食では、刺身や角煮、揚げ物から湯葉、もつ煮、アイスまでそこそこあります。
(盛り方が汚くてすみません・・・)
空になった料理は追加してくれます。
特に刺身はすぐに空になります
食事の時間の15分くらい早めに並んで待っている方が早めに料理を盛ることができます。
特に夕食は列を作りますので。
お風呂
お風呂は、大浴場(露天風呂あり)と檜風呂、岩風呂があり複数回入浴するときは気分で使い分けることができる。
大浴場と檜風呂、岩風呂は別の階や別棟の建物(つながっています)にあります。
本館1階のメイン浴場である大浴場は内湯と露天風呂があり、入浴する宿泊者はほとんどが大浴場。
メインだけあって広いです。
檜風呂は本館でも2階の目立たない場所にあるので比較的空いていて、きれい。
さほど広くはありませんが落ち着いてゆっくりと入浴できます。
岩風呂は紅葉館にあり、浴槽は小さくこじんまりとしていますがここも穴場。
お湯は熱すぎずちょうどよい。
朝9時から昼12時までは清掃のため入れないです。
泉質
泉質は酸性の塩化物・硫酸塩温泉。
透明なお湯ですが、pH1.6という強酸性。
適応症
慢性皮膚炎や神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、切り傷、やけどなど
部屋とお風呂とトイレ
部屋は泊まるには十分な広さ。
ごく普通の温泉ホテルといった印象。
ベッドと洗面台、独立したバス・トイレ、金庫に冷蔵庫完備。
ドライヤーは無いので持って行った方が良い。
窓脇にはイスとテーブル。
椅子の座面が破れていたり、窓のサッシ付近が少しだけ汚れていたりしていましたが、価格のリーズナブルさと温泉の泉質重視・湯畑へのアクセスを重視して泊まるホテルなので、細かいところは気にしないべき。
部屋のバス・トイレは別になって独立しているため、部屋の風呂でシャワーを浴びているときに他の家族やメンバーがトイレに入れるのはメリット。
トイレはウォシュレット。
バスタオル
バスタオルは一人1枚あり(1枚まで無料貸出)、もちろん歯ブラシと手ぬぐいもある。
バスタオル2枚目はプラス50円。
眺望
本館の上層階は眺めが良い
あくまで上層階です。
湯畑まで続く通りから、周辺のホテルや旅館が見えます。
娯楽施設
エントランスには漫画コーナーがあります。
風呂上がりに体を冷ましている間に読んでも良し。
UFOキャッチャーなどもあります。
カラオケもできますが予約制です(有料)。
駐車場
駐車場はホテル前にありますが30台しか駐車できないため先着順になります。
置けない時は西の河原駐車場(50台)誘導されます。
ただし、150メートル上がったところにありますので、さほど遠くはないはず。
駐車料は無料になります。
建物
建物は本館と別館、紅葉館があり、駐車場からフロントのある本館のエントランスを入ると通常は1階と認識しますが、おおるりは4階になります。
斜面を活用している様子。
本館は9階建。75部屋あり、バス・トイレあり。
別館は3階建。14部屋あり、バス・トイレあり。
紅葉館は4階建。17部屋あり、トイレはあるがバスはない。
大浴場は1階になり、地下ではない。
バイキング会場も1階。
館内を歩いてみましたが、構造が複雑かも。でも、探検気分で楽しい。
斜面に建築しているためこのように特殊な階層になっているようです。
では、具体的に。
おおるりに到着は13:30でした。
ホテル前の駐車場が満車でしたので、フロントで駐車場について伺うと西の河原駐車場に誘導されました。
その時に、駐車料金が無料になるチケットをもらい、ダッシュボードに置き、西の河原駐車場へ上がり駐車。
荷物を持っておおるりへ向かいました。
ここで、ポイント。
家族や友人同士で来た際には、先にフロントに荷物を置いて、運転手だけが駐車に行き、他のメンバーはチェックインを済ませておくと時間に無駄がなく、荷物を運ぶ手間もなくスムーズです。
ちなみに、西の河原駐車場に車を駐車した後のチェックインの14:00になる間にホテルの前の駐車場が空いたので、フロントの方に移動をしてもいいですよとお気遣いを頂き、車をホテルの前に移動することができました。
フロントには漫画コーナーがあり、夕食までの時間や風呂上がりの一休みに漫画を楽しむこともできます。
お土産の売店もあります。ここでお土産を買えば手間なしです。
館内には自販機もありますので、湯上りに水分補給もできます。
14:00にチェックインを済まし、バスタオルと手ぬぐい、歯ブラシを受け取って、棚にサイズ別に用意されている浴衣を持って最上階の9階の部屋へ。
エレベーターは古い印象。
速度は遅いです。
9階までは時間がかかり、食事の時間の時やお風呂に行く方々が各階から乗ってくる時は1階まで結構時間がかかります。
逆に上るときも然り。
今回泊まる部屋は、ベッドが二つ。
落ち着いた部屋です。
椅子の座面が破けていましたが、床やバス・トイレはきちんと掃除されておりますので問題なし。
布団もきっちり敷かれています。
洗面台、テレビ、冷蔵庫、金庫、電気ポットがあります。
お茶とお茶菓子もあります。
お茶菓子のクッキーには草津温泉の風景が刻印されています。
エアコンは古いです。ダイヤルを回し風量を調節します。
トイレはウォシュレット。
部屋には石鹸、ボディーソープ、シャンプー、はありますが、ドライヤーはありません。
寝癖を直すには、浴場に行ってドライヤーを使う手間はありますが、あらかじめ持っていくのがオススメ。
9階からの窓からの眺めは抜群に良く、草津の街並みがよく見れます。
風呂上がりに椅子に座りながら涼むのが気持ちいい。
夜は夜景が見れます。
チェックインから夕食のまでは草津温泉街を散歩。
約4時間ありましたから、温泉街や白根神社など周辺を十分散策できました。
湯畑まで3分というアクセスは本当にうれしいです。
道中にはお土産屋さんをはじめお店がたくさんあります。
ガラス工芸店や饅頭屋、雑貨屋、箸屋、デニム雑貨店、せんべい屋、串焼き屋などなど。
途中でお饅頭を配っているお店があります。
草津では有名店ですが、温泉まんじゅうをもらうと、お茶までくれますが、店内に案内をされて買わないと申し訳ない気持ちになってしまいますが、ごちそうさまでしたと言ってた退店しても問題ありません。
湯畑では、観光客でにぎわっています。
湯畑周辺の観光をしてホテルに戻って、お風呂で汗を流しせば、夕食の時間。
お風呂は大浴場に入りました。
さすがにメインの浴場ですので、浴槽は広く、足を延ばせます。
思わず「あーっ」っと声に出してしまうほど草津のお湯はいいですね。
体の疲れが飛んでいくようです。
露天風呂の空間は広くなく周囲が建物で遮られているので視界は広くなく、景色は見えません。
でも、草津の澄んだ空気を吸いながらお風呂に浸かることができますので、気持ちがいいです。
入浴している方は5人くらいでした。
そして、夕食は18:30から。
15分前には並んでいたほうが、早めに料理を取ることができます。
夕食の場合、席は部屋番号ごとに割り振られています。
席取りの心配はありません。
メニューはバリエーションがあります。
刺身、サーモンのカルパッチョ、角煮、ハンバーグ、酢豚、フライドポテト、アメリカンドック、タコ焼き、もつ煮、サラダ、野菜炒め、湯葉、ごはん、漬物、煮物、ごはん、味噌汁、オレンジ、バナナなど。
ファミレスのドリンクバーのサーバーがあり、ウーロン茶、オレンジジュース、スプライトなど飲めます。お替り自由です。
デザートにチョコレートアイスがありました。
甘くておいしいです!
食べすぎるとお風呂に浸かるときに気持ち悪くなりますので、食べすぎに注意。
全体的に味は良いです。
刺身は冷凍を回答しているような感じがしましたが、許容範囲。
個人的には、もつ煮がオススメ。
野菜炒めは香ばしくて美味しかったです。
食後は、また湯畑周辺の散歩。夏と言えども、夜の草津は肌寒いです。
特に、風呂上りは上着が無いと湯冷めをしてしまいますので注意。
でも、湯畑のライトアップの視線は皆さん熱いです。
ライトアップの湯畑を見て、地蔵の湯に浸かり、ホテルに戻り、一休み。
窓から見える夜景を眺めて、今度は檜風呂に行ってみました。
夜の11時近くになっていて、もともと檜風呂は空いていることも相まって、入浴者は私だけでした。
人が少ないからか、お湯もきれいです。
浴槽の底にたまりやすい汚れや髪の毛も(湯の花はあります)本当に少なく清潔感があります。
とはいっても源泉かけ流しですので、大浴場も汚くはありませんが、一緒に行った父親や母親、妻も檜風呂の方が良かったという感想でした。
風呂上りは、真っ暗なロビーで自販機で買ったドリンクを飲んでから、部屋で熟睡。
朝は7:30から朝食です。
5分前にはバイキング会場に並びました。
朝食の場合、起きるのが遅い宿泊者もいるので、さほど並んではいませんでしたが、でも、5分前で20人目くらい。
朝食の席は決まっていないので、空いている席に座ります。
席取り合戦とまではいかないので、料理を取ってから席についても問題ありません。
メニューは、オムレツ、焼きサバ、ウインナー、ハム、マカロニ、千切キャベツ、煮豆、サツマイモ、湯豆腐、切り干し大根、梅干し他漬物、納豆、ごはん、味噌汁、パン、牛乳、お茶、オレンジなどなど。
これだけの種類があれば十分です。
ウインナーが美味しかったですね。
サツマイモもレモンで煮ているようでなかなかいけます。
朝食は、開始時間後に、入ってくる宿泊者がパラパラといます。
夕食も、朝食もバイキングですから空になってしまう料理があります。
でも、追加されますので、焦らなくても大丈夫です。
特に、夕食の刺身はすぐに空になります。
先頭に並んでいる宿泊者は後に並んでいる宿泊者のことを考えずに盛りたいだけ盛ります。
でも、イライラせずに、スタッフの方に追加をお願いすればすぐ持ってきてくれます。
朝食後は、チェックアウトの9:30までに支度をして、草津温泉に名残惜しさを感じながら窓越しの景色を眺めました・・・
チェックアウトは部屋の鍵の返却です。
個人的評価でおおるりは、70点。
まず、湯畑に徒歩3分というアクセスの良さ、泉質、安さ、バイキングという点がとても良い点です。
悪い点は、建物の外観が汚れていて、設備も古い。
確かに、周辺のホテルや旅館のように独自の佇まい、料理、サービスと比較すると劣る部分はありますが、お湯は同じですし、アクセスはいいし十分ではないかと思います。
おおるりは安いので家族旅行や学生旅行にはお財布にやさしいです。
思うに、温泉地のホテルや旅館は一人様1万円からはするはずです。
おおるりの料理はありきたりと言ってしまえば、その通りなのでしょうが、お子さんと温泉街や湯畑、西の河原の散策、外湯に浸かって親子の触れ合いを深めるといったような観光重視にはもってこいのホテルです。
ホテルおおるり草津
377-1711
群馬県吾妻郡草津町大字草津512–3
TEL:0279–88–3003
FAX:0279–88–5540
車:関越自動車道伊香保インターより約90分
電車:JR吾妻線長野原草津口駅よりJRバス関東にて約25分
草津温泉バスターミナルバス停より徒歩約15分