仕事

話している途中で、相手の話を奪ってはいけないと思った

仕事でもそうですし、プライベートでもそうですが、自分の話を相手に奪われるといい気分ではないですよね。

 

私も話をしている途中に、相手が、その話に割り込んできて、話を奪われたり、結論を先に言われると、イラっと来る時があります。

 

先日もそうでした。でも、無意識に自分自身もしている可能性があります・・・というかしていると思います。気を付けてはいますが・・・気を付けます。

 

特に、こちらが主になって話しているのに、結論やこれから言おうとしている大事なことを、相手に先に言われて、しかも、私の話を自分のものにされてしまうとイライラがマックス。

 

(ちなみに、相手が、言わんとすることと違うことを着地点と勘違いして、先回りして割り込まれるケースもあります。この場合、話を軌道修正しますが結構面倒)

 

話って、話している本人が話したくて、伝えたくて話しているわけですから、その本人の出鼻をくじくというか・・・人の話を聞く気があるのか疑問になってしまう。

 

中でも、仕事の場合では上司との会話では気を付けたほうがいいのではないかと感じます。

 

例えば、上司と部下の会話です。

 

上司

 

部下に「募集テナント物件に、なかなか入居者が決まらないが、やはりエリア自体や家賃設定に問題があるようにも感じる。募集を始めて3か月がたった・・・そろそろ(これから大事なことを言うはずだったのに部下が下記のように割って入ります)」(上司が家賃の見直しを検討している場面です)

 

部下

 

上司の話の途中で「もう家賃を下げたほうがいい時期です。いくら下げるか決めたほうがいいと思います」

 

実際にこんな会話を聞いたことがありますが、上司は部下にいくら下げようか調査を頼もうとしているのに、部下が得意げに上司の提案に割って入り、下げたほうがいいという結論を逆に上司に提案。上司は「じゃー、いくら下げるか調べておいて」とひとこと。

 

なんだか、まとまりのない会話というか、後味の悪い会話。

 

上司部下に限らず、人の話は一通り聞くべきだし、そもそも、この会話で家賃を下げたほうがいいと分かっているならなぜ、今まで提案を上司にしなかったのかという違和感もある。

 

会話の着地点を話かけている人(ここでは上司)ではなくて聞いている人(ここでは部下)が言ってしまっては、会話のキャッチボールが成り立たないし、話かている側のメンツもあるでしょうから、「もうこの人には話さない」と、極端な場合には思われてしまうかもしれません。

 

私の場合、極力、相手が話しているときには割って入らないように気を付けています。

 

相手側から話したいことは、すべて話してもらわないと、内容に食い違いが生じるケースもあるかもしれませんし、大事な内容も聞き漏らす可能性もあるし、相手がすべて話したという満足感もなくなってしまうからです。

 

それに、相手から「私の話をまともに聞いてくれない」とか、「途中で話を奪うから気分が悪くなる」と思われて信頼関係を無くしたくはありませんので、まずは話を全部聞きます。

 

そのうえで、こうしましょうとか、あーしましょうとか議論をします。

 

相手だって話を全部聞いてくれれば、今度はこちら側の話を聞いてくれます。

 

提案や意見があれば、聞き入れてくれやすくもなります。

 

返報性の法則ですね。

 

先ほどの家賃見直しの問答では、部下は割って入ってきて、わかっているかのように振る舞う行為をするよりも、話を聞き終えてから、議論しあう方が信頼関係も厚くなり建設的ではないかと思います。

 

話をしている側からたまに聞く一言が「こっちがまだ話しているんだから」

 

まずは話を一通り聞いた方がいい。

 

そんなことを感じたので、ひとりごとをしてみました。