車カバーは特に台風の前に外しておいた方が摩擦傷や近隣への被害対策になる

秋になると台風が接近したり、上陸したりして、心配に時期ですね。

 

今回は、車にカバーをかけている場合には、台風の前に外しておいた方がカバーとの摩擦による傷や、外れてしまったときの近隣への被害を防ぐことができて良いのではないかと思ったので綴って行きます。

 

と、その前に前置き・・・

 

大事な車にカバーをかけている方も多いいと思います。

 

かく言う私自身も、ボクスターに普段からカバーをかけています。

 

屋根付き駐車場に停めていますが、吹き込む雨や紫外線、時折飛来する鳥がいるため、カバーをかけているのが理由の一つです。

 

やっぱり車にカバーをかけていると雨や紫外線、鳥の糞などの被害から守ってくれますから安心です。

 

そして何より、イタズラ防止や盗難防止のような防犯のためになるので、ここが最大の理由です。

 

ですから、車にカバーをかけることは良いことだと思います。

 

しかしながら、車カバーにも欠点があります。

 

まず、かけることが手間になり、めんどう。

 

そして、外すことも手間になりめんどう。

 

しかも、カバーをグチャグチャにたたむと、かけるときにもっとめんどうになります。

 

次に、カバーをかけることで、車の表面と擦れあうため傷が付きます。

 

ですから、しばらく洗車していない場合はしかり、しばらく乗っていない場合にもカバーと車の隙間に砂ほこりが入り込んでしまいますし、雨の中走ってきたときには地面の雨水と一緒に細かい砂も巻き上げられ付着しますから、洗車してからカバーをかけないと、その砂利やほこりが摩擦となって傷をつけてしまいます。

 

そうはいっても、摩擦の傷が付いたとしても深い傷でなければコンパウンドで研磨すれば消すこともできます。

 

カバーをかける前には汚れを洗い流し、荒っぽくカバーをかけたりせず、丁寧にいたわるように静かにかけることをお勧めします。

 

さて、本題。

 

そんな車カバーですが、大体、カバーの両端には風で飛ばないようにワイヤーと固定するためのフック(バックル)が付いています。

 

フック付きのワイヤーで車の下を回して固定できますからある程度の強い風では飛ぶことはありません。

 

もちろんフックで固定しなければ飛びます・・・

 

ボディとカバーの隙間に風が入り込むとカバーが浮き、その風の勢いで外れてしまうイメージです。

 

固定はきちんとすべてしましょう。

 

というのも、以前、春一番の日に、フックを後ろタイヤ部分の1ヶ所のみ固定しただけにしておいたら、見事に固定していない前がめくれ上がり、地面に落下していました。砂を取るのが大変でした・・・

 

ちなみに、かけているカバーは、カバーランドのボディ面が起毛になっている重みのあるカバーで、フックは前後のタイヤ付近の2か所でした。

 

台風の日には、カバーのフックの固定を過信して、台風通過後にはカバーが飛ぶ寸前くらいに前も後ろもめくれ上がっていました。

 

そして、めくれ上がった部分は地面に落下状態。

 

きちんと2か所のフックを固定し、ワイヤーを増し締めしてあそびが無いようにしたのですが、台風の強風の前では無力だったのです。

 

後ろも前も、めくれ上がりワイヤーのおかげで、かろうじて車に引っかかっているような状態。

 

おそらく、強風で、たなびいていたはずです。

 

隣の車との車間があったせいか、お隣さんの車に擦れて傷を付けることは無くて良かったのですが、ワイヤーが強風に耐えた跡(ワイヤーがカバーへの風によってボディに押さえつけられ、擦れ傷をつくった)がボディにしっかりと線状の傷になって残っていました。

 

この台風以来、強風の日や台風の来る前はカバーを外しています。

 

さて、近年の台風は大型化して、本当に雨も風も強いですね。

 

ニュースでも報道されていましたが、高速道路でトラックが横転するくらいの風の強さがあります。

 

そんな台風が接近したときは、やっぱり、車カバーは外しておくべきと思います。

 

最後にその理由をまとめますと、

 

フックで固定しても強風にあおられカバーが外れて、ワイヤーでかろうじて引っかかっている状態になる。

 

ワイヤーで引っかかりながら強風でカバーがたなびきボディと擦れあい傷になる。

 

隣に車が駐車されている場合、外れたカバーが強風でたなびき、隣の車と擦れあい傷をつける恐れがある。

 

もしも、フックが破損した場合や、ワイヤーが切れた場合に、近所に飛んでいき、被害を及ぼす可能性がある。