群馬

ドライブイン七興(ななこし)で自販機のラーメンの補充風景

今日、たまたま立ち寄った、ドライブイン七興。

 

高崎からの帰り道のルートでしたが、我が群馬の超有名スポットになったドライブイン七興を久しぶりに見ようと思い、立ち寄りました。

 

ドライブイン七興と言えば、今や全国に数が少なくなった、うどんやそば、ラーメン、トーストの自販機が有名ですね。

 

インスタントではなく、生の麺を湯切りをして、熱々のスープをかけて提供してくれる20世紀最大の発明(なーんて言い過ぎ・・・かな)ともいえるこの自販機は、後世に残したい逸品。

 

基本的に無人のドライブインであるのにも関わらず、生麺のうどんやそば、ラーメンを食べられるのは、ドライバーや旅行者にとっては、人の温もりが感じられるありがたいサービス。

 

お金を投入して、ボタンを押せば、ちゃんと湯切りをして提供してくれる。

 

自販機という閉鎖的で外からは見ることができない空間にも関わらず、お客さんに冷めているうどんやラーメンを提供しないよう、一旦湯切りをしてくれるこだわりは効率や合理性を追求する現代には欠けている部分があるのではないかと訴えている様にも感じます。

 

そして、この湯切りという動作が何とも言えない温もり。

 

このひと手間が大切なんだよな・・・って改めて感じます。

 

機械が湯切りをしているにもかかわらず、自販機の作り手の設計者の、温かいうどんやラーメンを提供したいという温もりさえも感じます。

 

そして、今日は、運よく、自販機へラーメンの補充と、トーストの補充を見ることができました。

 

トレーには汁の入っていない麺類。

 

らせん状になっている立体駐車場ともいうべき空間に麺類を種類別に一つ一つセット。

 

上がラーメンエリアで、下がうどんエリア。

 

お客さんがお金を投入して、ボタンを押せば、待ってましたと言わんばかりに麺類たちが一歩前進。

 

その先では、麺と具材がお湯浴びをして熱々に変身。

 

最後にスープに浸かればイッチョ完了。

 

ドライブイン七興のオーナーが作ってきたラーメンと銀紙に包まれたトーストを丁寧に一つ一つ補充していく姿はほっこりとして心温まる感じ。

 

美味しいうどんやそば、ラーメンやトーストを提供したいと作ってきてくれて、それを求めてきたお客さんで今日もにぎわっていたドライブイン七興。

 

この自販機は、お客さんとドライブインオーナーとを味や懐かしさ(私たち世代は)や、新鮮さ(若い世代は)でつないでくれている。

 

まさに、オーナーとお客さんとをつなぐ自販機。

 

道の駅とは違い、昭和の感じが色濃く残りますが、ひなびた感じや落ち着いた感じがまたいい。

 

哀愁があるというか・・・

 

ここ数年は道の駅がもてはやされていたり、バイパスができて車の流れが変わって閉鎖したドライブインも多々あります。

 

でも、今は、道の駅にスポットライトが当たると同時に、テレビでもドライブインが特集されることもあります。

 

かつて食事や休憩でドライバーや旅行者を支えてきたドライブイン。

 

時代が変わっても、変わらない良さもある。今も現役で稼働しているドライブイン七興や他のドライブインにこれからも頑張ってもらいたいです!

 

ということで、ドライブイン七興で見ることができたうどんやラーメンの補充の光景は、懐かしさや、人の温もりを想像させてくれました。