2019年10月12日に上陸した台風19号。
40年間生きてきて、初めてここまで大きな台風に遭遇しました。
日本列島を覆ってしまうほどの大きさ。
最大瞬間風速65メートル。
箱根では1000ミリを超える雨量を計測。
昭和33年の狩野川台風に匹敵すると言われていて、甚大な被害を残していきました。
1都12県の大雨特別警報がでた過去最大級の台風。
私の住む、さいたま市は荒川の氾濫警報や芝川ほか河川の氾濫警報が朝まで出ていて気が気じゃなかったです。
降り続ける大雨。
うなる暴風。
初めて命の危険を感じた台風でした。
そして、警報がスマホに届いて夜中でも明け方でも鳴るし、防災の放送も明け方まで住宅街に流れていました。
近隣の川越市では越辺川が氾濫して、流域では洪水の被害が出てしまい、本当に悲しく、悔しい気持ちでいっぱいです。
もちろん、川越に限らず、長野県の千曲川の氾濫や東京の多摩川、茨城の那珂川、福島の阿武隈川などのように各地の川の氾濫もありました。
千葉県は前回の台風の復興の最中だったのに・・・
千葉県では強風で竜巻が発生して家が倒壊し、他各地で濁流で家が流された、浸水した、道路が川になった、車が流されたニュースや、新幹線の車両基地が水没して新幹線が水没した、橋が崩落した、線路が崩壊したニュースまでも目の当たりにしました。
濁流の水位が人の背丈もあり、避難も救助も大変だったはずです。
本当に、被災された方々のいち早い復興をお祈りしております。
今回の台風19号を通じて
自然の猛威は本当に恐ろしいです。
今回の台風19号通じて、本当に身の危険を感じ、普段からの防災意識は大事だと改めて認識させられました。
例えば、台風や災害に備えて防災セットを用意する。
避難場所を確認しておく。
家族がバラバラになったときの集合場所を決めておく。
窓ガラスには透明フィルムやガムテープを貼り飛散を最小限にとどめる。
物干し竿は外して降ろしておく。
土のうを用意しておく。
自転車や植木鉢は風の当たらない場所へ移動する。
雨戸があれば閉めておくなど。
そんなの当たり前だろうと言われそうですが、なかなかできていないのが現状ではないでしょうか?
私も、準備していない一人です。
そこには、自分は平気だという気持ちがあるから。
自分だけは被害はないと思ってしまうから。
でも、いざ台風が来るとなると、ホームセンターからは懐中電灯は売り切れ、乾電池も売り切れ、ブルーシートやガムテープ、パンも売り切れ、水や保存がきくカップ麺なども売り切れになります。
日ごろから準備していないと、実際に台風が来たときに、必要な防災グッズが無い状態になりかねません。
あと、台風が来たときにどこに避難するかも重要です。
ハザードマップをきちんと確認して、洪水の被害にあう危険性の無いエリアに住んでいるのか、それとも有るエリアに住んでいるのかも把握していることが必要です。
今後、台風が大型化すると思われますので、万が一川が氾濫してしまったなどの場合に、どこの避難所に逃げるのか、避難所がない場合には自宅の上層階に逃げるのかなどを頭の中でシュミレーションをした方が良いと感じました。
洪水の危険性があるエリアとなると、学校や公民館も被害にあうでしょうし、台風が来るとなると大型ショッピングモールのような高層の商業施設は休みになるでしょうから、逃げ場としては難しくなると思われます。
ですから、状況を見ながら安全な避難所に避難するのか、自宅の2階以上に避難するか、近隣の高層マンションに避難するかきちんと決めておいた方が良いと思います。
それと、気持ちの準備というか、心構えも大事です。
台風は甚大な被害をもたらすので、日ごろから防災セットの用意と自宅や近隣への被害軽減のための対策、スマホの充電、懐中電灯や乾電池の用意、水と食料の用意、薬の用意、ラジオの用意、雨具の用意、避難場所の確認、そして、生き残るためにはどう行動するかということを考え、行動に移すべきです。
あと、台風が接近すると強風になります。
雨戸があれば良いですが、無い場合には窓には近づかず、窓から離れた場所にいたほうが安全と言えます。
突風や飛来物でガラスが割れることがあるからです。
本当に危険だと感じるときは、トイレやお風呂場のような窓が小さい、あるいは窓が無くて狭い空間が比較的安全です。
家の中でも、どこが安全か確認したほうが良いです。
また、近所の建物の状況や路面の状況、側溝の位置などを把握しておいた方が良いです。
看板のある建物や瓦屋根の家が多ければ、強風で看板が飛ばされたり、屋根瓦が飛んでくる可能性もあります。
側溝やマンホールは雨水があふれて危険な状況になっている可能性もあります。
避難するに安全なルートをあらかじめ確認しておくことも命を守る手段になります。
やってはいけない行動
決して、河川の様子を見に行ったりしてはいけません。
強風で足を滑らせて流されてしまう危険性もありますし、川は時間差で増水もします。
雨が広範囲で降り、その雨水が支流から本流に集まるために水かさが増し、かつ、上流から下流に水が来るのに時間がかかるからです。
水位が大丈夫だと思っても、時間がたつにつれて氾濫する可能性があります。
ですから、台風が過ぎ去った場合でも安心とは言えず、ニュースのような情報を確認しながら川の状況を把握したほうが良いです。
それに、畑が心配だからと言って見に行くような不要不急も外出もいけません。
強風で車があおられて横転する可能性がありますし、飛来物でケガをするかもしれませんし、突風で飛ばされてしまうかもしれません。
雨水や川の増水の影響で道路が陥没して車が転落する恐れもあります。
命の危険がありますから、不要不急の外出はいけません。
避難所に行こうとしても、強風や浸水している場合には自宅の上層階にいたほうが安全の場合もあります。
もしも、強風でガラスが割れてしまったら、被害のない部屋に移動する必要がありますし、浸水してしまったら、上層階に逃げ救助を待つ方が賢明です。
とにかく、命を最優先にして、行動をとることに専念するべきです。
台風に備えてするべきこと
・カップ麺やクッキーのような保存のきく食料の準備
・賞味期限の長いパンや菓子類の用意
・水の用意
・薬の常備
・懐中電灯の用意
・乾電池の用意
・ラジオの用意
・タオルやハンカチの用意
・ティッシュペーパーやトイレットペーパーの用意
・おむつの用意
・粉ミルクの用意
・ビニール袋の用意
・ポータブルカーナビの用意(テレビ機能付きの場合見れます)
・スマホのポータブル充電器の用意
・充電式の携帯用扇風機の用意(熱さ対策)
・あらかじめスマホの充電
・ハザードマップの用意
・包帯や生理用品、消毒液などの衛生用品の用意
・傘、雨合羽の用意
・カセットボンベやライターの用意
・避難所の場所の確認
・窓ガラスにフィルムたガムテープを張る
・2階建ての戸建ての場合家電製品を2階に移動させる
・雨戸を閉める
・物干し竿を下ろしておく
・自転車や植木鉢を建物の中に移動する
・看板や塀のような強風で飛ばされたり倒れる恐れのある場合にはあらかじめ固定する