今乗っている初代コペンは発売されてからすぐに購入した個体であるため、もう15年以上経っています。
一概には言えませんが、たぶん、中古で出回っている個体で、修理や手直しをしていない場合には私のコペンと同じような部分が修理や交換になる可能性があると思われます。
ということで、あくまで私の初代コペンに出てきた修理や交換を要する部分等を通じて中古車購入時の注意点の一例を参考までに綴っていきます。
なお、オイル交換のような定期メンテナンスは除外します。
①まず、助手席側の三角窓が突然落ちてきたので、稼働させているモーターの交換。
交換はディーラーに依頼。
雨が入ってきてしまうので、修理に出すまでは三角窓を摘まみ上げてガムテープで固定しました。
この間はオープンにできませんの我慢です。
②次にトランクの雨漏り。
トランク内に雨が侵入し、敷いているマットがびっしょり。
しかも、カビも生えてきて・・・ マットをの下は錆まで。
これは、ボディのつなぎ目に隙間ができて雨水が侵入してきていることがわかり、自分で風呂用シーリング材で隙間を埋めて補修完了。
今は、雨水は侵入しないので大丈夫。
ネット検索をすると同じような症状のため修理している方がいます。
ちなみに、タオルで水分を吸わせた後はトランクを半日開けて日光に当て乾かして、カビ臭さも飛ばしました。
③エンジン周りでは、エンジンオイルの滲みができてきたので、漏れ止め剤をエンジンオイルに混ぜて様子を見ることに。
エンジンのパッキンが経年劣化して、このままだと交換になるかもしれませんが、まずは漏れ止め剤の効果に期待。
先日確認したところ滲みが少なくなってきているように見受けられました。
スパークプラグは確か4万キロ超えた時点で交換した記憶。
④エンジンマウントは交換時期に来ているようで、振動が出てきて、エンジンを固定している穴の位置が下がっていると点検の際に言われました。
エンジンマウントの交換には、6万円くらいかかるとも言われています。
というのも、エンジンマウントは3か所あり、しかも手の届きずらい位置にあり、部品の脱着に工賃のほとんどがかかるとのこと。
④バッテリーを置く架台の錆も目立ってきたので、シャーシブラックで塗装。
⑤足回りでは、ブッシュのようなゴム製パーツにもヒビが入ってきたので交換時期。
ゴム製パーツは早めに交換をしないと足回りに影響が出ますので要注意ですね。
ゴム製パーツ自体は安いですが、交換工賃がやっぱり高いです。
⑥ブレーキパッドもフロントがあと4ミリ。
⑦タイヤは去年で通算2回目の交換。
あまり乗らなくてもタイヤは劣化しヒビが入りバーストする危険がでてきます。
溝があっても、ヒビが入っていた場合には要交換です。
中古で買うときはブレーキパッドやタイヤの残量も要チェックです。
⑧けん引フックは車輪止めに当てることが良くあります。
コペンは車高が低く、その上、けん引フックが下に張り出しているので、車輪止めに当たってしまい、錆てしまいます。
もちろん、シャーシブラックでその都度塗っています。
⑨過度な段差がある場合には下周りをヒットしてしまうこともあるので、中古車選びの際には見えない下周りのような部分もチェック。
以前、乗り上げて立ち往生したことがあります・・・
周囲にいた人に押してもらい、乗り切りましたが・・・
やっぱりコペンは車高が低いです。
⑩ボディの塗装も劣化してきたので、ワックスやコーティング剤で延命していますが、近い将来塗装しなおしになりそう。白い斑点が出てきて光沢も失われてきました。
月日が経つと日光や風雨で塗装が痛んできます。
コーティング施工の施された個体やこまめにワックス掛けをして色褪せずに光沢のある個体を選びたいものです。
⑪コペンはタイヤの口径が小さいです。少しの段差でも結構な衝撃を感じ、縁石に乗り上げるような大きな衝撃の場合にはアライメントも乱れてきしまうこともあります。
私のコペンは、ハンドルをまっすぐにすると、タイヤがほんのわずか左を向いているため、左に曲がっていきます。
要はまっすぐ走らなくなってきたということ。
ということで、初代コペンの、特に初期型は古いので中古で購入する場合には、きちんとメンテナンスや定期的に部品交換をされていることが重要ですし、なにより大事に乗られてきたことが重要ですね。
メンテナンス記録や、劣化状態を見て選ぶ必要もありますし、もちろん中古ですから、購入後に手を入れる必要がある場合があります。
私のコペンは15年以上乗っても未だ5万キロの走行距離ですが、やっぱり経年劣化は避けられません・・・
つまり、中古で走行距離が少ないからといって、購入後部品交換が無いとも言えません。
購入前にしっかりと状態と、交換を要する部品をチェックして買った後に後悔のないようにしたいですね。