なんとも、当たり前なタイトル。
でも、そう言わず少々お付き合いください。
私自身、目に多少のハンディを負っているところがありまして、それは、斜視と、右目の白内障手術をしてことによる視力低下と乱視です。
斜視は、目標物を見ているのですが、焦点が合ってなく、左右の目が違う方向を向いていることをいいます。
片目は目標物の視線を向いているので、実際にはこの焦点が合っている片目で見ている状態です。
23歳までは視力だけが取り柄だったのに、とはいっても斜視があったので、たまに焦点が定まっていないと言われましたが、視力は左右各々1.5はありました。
ですから、遠くのものは良く見えましたし、もちろん近くの文字の良く見えました。
眼鏡なんて関係ないと思っていました。
ところが、24歳にして若年性の白内障になり、右目を手術しました。
手術後の視力は0.7。
乱視があり、今でも裸眼だと夜空の月は3つになって見えます。
しかも、裸眼で、両目で見ると、景色はぼやけて良く見えないし、とにかく肩が凝ったり、頭痛になりやすくなるため、ついつい、健常な左目で周囲を見渡している状況の、いわゆる斜視での生活が普通になってしまいました。
また、眼鏡の無い生活を当たりまえのように送ってきたのもあり、とはいっても、今は眼鏡をしていると白内障手術をした右目も景色がきれいに見えて、両目でも多少の景色の歪みがあるとはいえ、結構くっきり見えるので斜視である必要はなくなるのですが、いかんせん、眼鏡を付けていることに違和感があるのです。
付け慣れていないからという理由もありますが、常に、顔に人工物があるという状況が何とも受け入れられないのです。
でも、そんなことを言っていられない事態が先日起こりました。
そのため、白内障手術をした方で斜視がある方は、健常な片目だけで見ていると思わぬケガをしていますので頭上を特に気を付けてもらいたいと思っています。
先日何が起きたかといいますと、不動産関係の仕事をしているため、天井裏の配管から漏水をしていて、見てもらいという電話を受けました。
薄暗いスナックの天井裏。
まず、天井に点検口という天井裏に入るための小さな正方形のフタを開け、内部を確認しました。
眼鏡を持っていなかったので白内障の手術をした方の目は乱視がひどく、薄暗いスナックや天井裏や店内は良く見えません。
ですので、ちゃんと見える左目だけで天井裏を確認したのです。
ところが、左目で見ている状態の斜視では、視野に限界があり、天井からぶら下がっている点検口のフタが見えず、台から降りるときに、頭を点検口の角で勢いよくぶつけてしまい、出血してしまいました・・・
しかも、額(ひたい)に血が流れ落ちてきて・・・結構恐怖です・・・
すぐに近くの病院に行き、ケガ部分の髪の毛を切り、消毒。
結構深い傷になっているようで、レントゲンで異物が無いか確認してから、一針縫いました・・・
点検口の角が硬かったので、刺さった状態になったようです・・・
2日間は頭を洗わないで下さいと言われ、もちろん洗いませんでした。
でも、髪の毛に付いているヘアワックスが気持ち悪い。
でも、洗うとしみるし、悪化しても嫌なので洗わなかった次第です。
3日後に経過を診てもらいましたが、順調に治っているので、頭を洗っても大丈夫と診察がありホッとました。
良かった・・・これで頭がすっきりできる。
そして、今はもう、傷は塞がり問題ありません。
斜視は両目で見ているわけではないので、視野に限界があります。
そこに、白内障手術をして片方の目の視力が低下した場合には、健常な片目で斜視で見たほうがよく見えるし楽です。
でも、斜視だと距離感もつかめなくなりますし、頭をぶつけやすくもなります。
狭いところの作業は気を付けたほうが良いです。
車の運転ももちろん気を付けなければなりません。
もちろん、眼鏡をした方が良いです。
そして、狭いところや危険が伴う場所で作業する場合は、頭を守るため必ずヘルメットを着用しましょう。