群馬県富岡市に鎮座いたします一之宮貫前神社(ぬきさきじんじゃ)の参拝をしてきましたので、もしよかったらヴァーチャル参拝をして頂ければと思いアップ見てみます。
その前に一之宮貫前神社とは
一之宮貫前神社は群馬県富岡市に鎮座する、約1400年の歴史を持ち、創建は531年と言われている歴史のある神社です。
一之宮ということは、地域をお守りしてくださる由緒ある最も格式高い神社ということですね。
初詣にはたくさんの参拝者で賑わっています。
御祭神は建国の祖神、武神である経津主神(ふつぬしのかみ)と農耕と機織の神である比売大神(ひめおおかみ)です。
本殿は境内の入り口よりも低い位置にある下り宮という社殿の配置になっています。
すなわち正面の参道の石段を登り大鳥居をくぐり、その先にある総門をくぐった先にある石段を本殿へと下っていくのです。
そして、石段の参道を下る先に桜門、拝殿、本殿の順で建築されています。
現在の本殿、拝殿は三代将軍徳川家光公の命によって寛永12年(1635年)に再建、元禄11年(1698年)に五代将軍綱吉公によって大掛かりな修理によって極彩色の漆が塗られ、平成の大改修によって現在の華麗な漆塗りの造りになっています。
本殿、拝殿、桜門は国指定重要文化財に指定されています。
いざ参拝!
それでは、参拝スタート。
まずは、境内へと続く階段を上がります。
登りきった先には大鳥居が見えます。
大鳥居の先には、青空へと続く世界が待っているかのよう。
神秘的。
あの青空は神様の世界。
いざなわれている・・・
階段がきついけど、大鳥居をくぐるとそこは神聖な神の領域の始まり。
一礼をします。
ちなみに、大鳥居からの景色。
大鳥居の先の参道を進むと立派な灯篭と一之宮貫前神社の大きな表札。
ようこそ貫前神社へ・・・と歓迎されている。
神の世界へと足を踏み込むことに恐縮した気持ちと、感謝の意を表し朱に彩られた総門へ。
一礼して総門をくぐりました。
本殿へと下る「くだり参道」
貫前神社の特徴。
珍しさを感じながら下ります。
石段を下った先に本殿が見えます。
これが下り宮。
背後の大きな杉と木々が神聖な境内と本殿を包み込んでいる。
総門をくぐると一気に神聖な空気へと変貌し、一層澄んだ空気が漂います。
透明感のある、神の世界。
深呼吸をすると、貫前神社の空気がスーっと体の中に入って清めてくれる感じ。
本殿までは階段をさらに下ります。
足元に気をつけながら下って行くと左手には月読神社。
さらに、進み、左手側にある手水舎で清めます。
桜門の前に立ちました。
桜門にはお賽銭箱。
この桜門で二礼二拍手一礼。
日ごろの感謝とお祈り。
桜門の奥に拝殿があります。
そして拝殿の奥に本殿があります。
青空と桜門がきれい。
桜門を進み拝殿を見てみます。
それにしても、拝殿の漆塗りは色鮮やかできれい。
きめ細やかな色使い。
青や白、赤、緑、本当にきれいですね。
色合いに優しさがあってじっくりと見てしまいます。
拝殿の東側に行くと、奥に本殿が見えます。
参拝の後は、本殿の裏にまわります。
雑木林の中には大杉。
樹齢約1200年といいます。
天にそびえる杉。
大地からのエネルギーを地上へと注いでいます。
ここでお約束。
杉の木に両手を当てます。
目をつむって、大地からのパワーを体内に頂きました。
大地のパワーで今日から一層力に満ち溢れるはず。
参拝の後は、お守りを授かります。
今回は、開運厄除・商売繁盛・交通安全のお守り。
いろんなことが起こる今の時代に、運を開き、今の仕事に盛りを得、生活の中でたくさんの往来が飛び交う交通の安全をきっと守ってくださいます。
帰りは勅額鳥居をくぐって行きます。
勅額鳥居の由来は清和天皇の御宸筆による額が掲げられていたことからこの名が付いたといわれています。現在の額は明治6年に有栖川宮幟仁親王(ありすがわのみやかたひとしんのう)の御染筆の神号額が掲げられています。
最後に、蛙の木を見て境内を後にします。
蛙の木は、この総門の東側に立つタブの木。太平洋戦争の末期の昭和18年にこのタブの木に蛙の形をしたサルノコシカケが現れました。貫前神社の御祭神である経津主神が勇武に優れていたことから、「勝って蛙(かえる)」「勝ち蛙」と呼び、兵士やその家族の信仰を集めました。現在は「無事帰る」と呼ばれています。交通安全のご利益ですね。
総門をくぐり、本殿を向いて一礼。
一之宮貫前神社。
群馬のパワースポット。
他にも見どころがありますが、今回は参拝がメインなのでここまで。