冬のオープンカーって寒くないのかなって思ったことなありませんか?
外気温が一桁台の真冬にオープンで走っているロードスターやボクスター、コペン、ビートなどを見かけたことがあると思います。
端から見ると、とても寒そうで、何も真冬にオープンにしなくてもいいんじゃないの?とか、頭おかしいんじゃないのとか思ってしまいそうです(言い過ぎかも・・・)
思うに、周囲の視線は結構寒いです。
外気よりも・・・
うまいこと言ったつもりですが・・・滑りました・・・
冬のオープンカーは寒くない
さて、冬のオープンカーは本当に寒いのか?
私自身、マツダのロードスターとポルシェのボクスターに乗って実感したことは、冬のオープンでも寒くないということ。
なぜかというと、車内の暖房を熱めにして、足元と胸元に向けて設定すると、体に暖気が当たり温めてくれるからです。
そして、車の構造上、正面からの空気の流れが車内に入り込みにくい設計のため、車内の熱が風で一気に流されてしまうことが少ないからです。
イメージとしては、ボンネットを通過した気流がフロントガラスから車後部まで、まるで屋根があるかのように流れていき車内の暖気を吹き飛ばさないといった感じ。
ということは、オープンカーは屋根を開けていても車内に風が巻き込みにくい設計であるがゆえに、風切り音が少なく、会話もできますし、音楽もラジオも聞けるわけです。
とはいっても外気温は低いので、風を巻き込まなくても、車内の熱は逃げていきます。
オープンにする際には、マフラーや、コートやダウンジャケットなどの上着を着ながら運転すれば防寒対策は完璧。
市街地の低速では巻き込む風が極めて少なく、車内の熱が風と共に逃げにくいので暖房を全開にすると熱いです。
ただし熱いからといって、仮に上着を脱いだとしても、首元を冷やさないためにもマフラーはしておいたほういいです。
高速道路では、多少の巻き込みの風が頭上から入ってきますので、上着のほか、帽子やマフラーをしていれば寒くないです(特に身長が高い人は頭に風が当たる確率が高まります)
特に首元にはマフラーをしておいたほうが良いです。運転中にマフラーを巻くことは危険ですから。
なにせ、時速100キロですので。
高速道路では、マフラーをして、上着を着て、暖房を全開にして、足元と胸元に設定しておけば大丈夫です。
窓を開ければ寒い
オープンカーは周囲の人が思うほど寒くないとはいっても、窓は開けていないことが条件。
屋根を開けて窓まで開けると、もろに風が入ってくるのでとても寒いです。
屋根付きの車でも窓を開けると風が入り込んできますよね。
冬の首都高をオープンで走った時の話
1月半ばの寒さがまだまだ厳しい日に、ボクスターで首都高を一回りしてきましたが、パーキングにはオープンのロードスターとボクスター、S660もいて、オープンカーの愛好家は真冬でもオープンにこだわっているようですね。
上着は着ず、マフラーもしなかったですが、首都高では巻き込みの風で首元が少し寒かったですが、体は暖房をしていたためさほど寒さは感じませんでした。
高速を降りて、信号待ちをしていると、隣車線に止まったドライバーから寒そうだねってう視線が送られてきましたが、心配ご無用。
とはいっても、本人は寒くはないと分かっていても、乗らない人から見るとに寒そうに映ること必至。
変わった人と思われているのかもしれませんが、冬の晴れた日(関東平野部を基準にしています)も、春先や秋口と同じくらい乗るのに適しているのです。
冬は空気が澄んでいて、景色がクリアに見えますので、首都高からの富士山やビル群がとてもきれいに見えます。
オープンカーは屋根が邪魔しない分視界が広くなります。ビル群を見上げると気持ちがいいですよ。
それに、真夏の太陽が照り付ける暑さの中のオープンはたとえエアコンを付けたとしても地獄のようにきついですが、冬の場合は暖房を付けて防寒対策をすれば何ら問題ありません。いたって快適です。
ということで、冬でもオープンカーは寒くないというお話でした。