ボクスターは車高が低いです。
セダンやステーションワゴンのような車高よりも低いので、乗り降りが大変で気を使いますが、それ以上に気を付けなければいけないのが運転です。
というのも、車高が低いならではのウィークポイントがあって、例えば、デコボコ道や踏切や駐車時の車止めの時です。
私の場合、踏切を渡るときには下回りを擦らないように気をつけてゆっくりと渡りますし、デコボコ道ではゆっくりと下回りと足回りに気を使いながら運転します。
駐車時には車止めにガツンと当たらないようにゆっくりと進みバンパー下部を擦らないように駐車します。
でも、立体駐車場の、特に下りがくせ者。
先日、ゆっくりと立体駐車場の下り坂を下りて、平たん部分に差し掛かった時、バンパー下部は擦らずにゆっくりと通過しました。
でも、前輪が平たん部分に接地した瞬間、ガリっと音がして、その音と同時にガコンと金属が地面にぶつかる音。
いったい何が起きなんだと頭の中は、真っ白。
フロントバンパー先端の下部は擦っていないし、ゆっくりと通過したので下回りを擦るはずがない・・・
車を停め下をのぞき込むと・・・
下回りを擦った後がくっきりとできていました。
ガコンという金属音は下回りを保護しているカバーを止めているボルトと地面が当たった音でした。
異常がないか確かめるために慎重に、ハンドルから伝わる振動や、異音が出ていないか耳を澄ませて確認し、ハンドルはまっすぐにして直進するか、加速は悪くなっていないかをチェックしながら走りましたが、特に異常はありませんでした。
自宅に帰って念のため液体が滴っていないか(ガソリンタンクがフロントにあるため)車の下(地面)をチェックしましたが異常なしでした。
結果的に、走行に異常は見られなかったので、様子を見てディーラーに見てもらおうかと考えています。
今回の経験から、立体駐車場の下りを特に注意して、併せて路面が波打っている部分やデコボコ道、下り坂から平たんになる部分では十分減速して、下回りを擦らないように細心の注意を払って通過したほうが、安心だということを身をもって痛感しました。
下回りの保護カバーを擦ったとはいえ、もしもボクスター(ボクスターに限らないですが)を売るときに下取り査定額が下がりますし、逆を言えば、中古車を買うときには下回りをチェックして買った方が後のトラブルを避けることができるといえます。
下取りを擦ったりぶつけるということは、車にとってはダメージです。
下回りのカバーだけでなく、車体のフレームや足回りの機関にダメージを与えてしまうかもしれません。
ですから、特に立体駐車場の下りや下り坂は気を付けましょう。