最近の夏は日中に40度前後まで気温が上がり、暑くて過ごしにくさがありますね。
昼夜問わずエアコンはフル稼働。
夏は好きなはずなのに、最近は熱くてもう嫌・・・
そんな感情さえ芽生えています。
そうはいっても、夏は海水浴に花火、生き生きとして眩しいくらいの緑に輝く木々。
高原は涼しくて気持ちがいい。
夏は夏の楽しみがたくさん。
お盆休みには親族で集まってにぎやかに過ごすことができます。
なかなか、親族が集まる機会も無いですから、お盆は大切な風習。
でも、真夏の昼間の外はとにかく暑い。夜でさえも30度前後の日もある。
汗が吹き出し、あせもができてかゆくなる。
日差しは強くて、日には焼けるし、熱中症の心配もある。
好きなはずの夏が嫌になる。
そんな時に思うこと・・・それは、夏は年に一度しか訪れないということ。
100年生きることができても夏は100回しか訪れない。
ということは、今が40歳だとすると、100歳まで生きてあと60回。
80歳であればあと40回。
人の寿命は分からない。
もしかすると、あと20回しか夏が来ないかもしれない。
夏はあと何回私に訪れるだろう?
そう思うと、夏は暑くて過ごしにくくなったけど、とてもいとおしくなってきます。
夏に出来る海水浴、夏の風物詩の花火。
あと何回楽しめるだろう。
浴衣を何回着られるだろう。
お盆に何回親族で集まれるだろう。
夏の高原で涼しくて清々しい空気を何回吸えるだろう。
夏が嫌いじゃなくて、やっぱりいとおしくなってきた。
8月になるとお盆を迎え、お盆休みで帰省や旅行。
お盆を過ぎると、あっという間に8月は終わります。
子どもたちは夏休みの宿題に追われ、あくせく。
8月末になると秋が少しずつ姿を現してきて、9月は残暑ではあるけれど空気が少しづつ乾き始め、朝晩は過ごしやすくなる。
セミは鳴き止み始め、代わりに鈴虫の寂しさを感じながらも優しい音色。
夏の生命の息吹を盛ん感じることができる世界から、冬への身支度を始める秋の足音。
徐々に静けさに包まれていく。
秋への移ろいの中に消えゆく夏。
なんだか寂しさも一緒に連れてくる秋。
夏があるから、秋の存在が際立つ。
夏の間にたくさん身にまとった木々の葉が秋には赤や黄色、オレンジ色に色付き人々を楽しませてくれる。
夏は嫌ではなく、いい。
こんなことを感じることができるのもあと何回だろうか。
だから、夏を楽しみ、もっと好きになって、でも、暑さで体を壊さないように気を付けて満喫したいと思います。