エンジン(内燃機関)の車に愛着が湧くのは、生き物みたいに走るからかも

エンジンを積んだ、いわゆる内燃機関の車に愛着が湧く理由を考えてみたら、生き物みたいに走るからだと思いつきました。

 

というのも、エンジン車は空気(酸素)を吸い込んで燃料とともにエンジンの中で運動エネルギーに変えて走る一連の流れが、まるで人間や他の動物と同じだからです。

 

私たち人間も、食べ物を口から取り込み、空気を吸い込み、その空気の中にある酸素が肺から体内へ吸収され、細胞内でブドウ糖と一緒に燃焼されエネルギーとなり、二酸化炭素を吐き出し、尿として水分も体外へ排出されます。

 

細胞内で燃焼されるから体は温かい。

 

エンジンも熱くなりますよね。

 

車も、燃料という食料とエアダクトから取り込んだ酸素をエンジンという大きな細胞へ送り込み、そのエンジンで燃焼された運動エネルギーで駆動させ、最終的には二酸化炭素と水が排出されます(ガソリンエンジン)

 

もはや、生き物ですね。

 

さらに、走っているうちに故障もするし、劣化もします。

 

故障は、生き物に例えるとケガや病気。

 

年数経てば、生き物が老いていくように、車も老いて劣化していく。

 

塗装の表面はツヤがなくなり、シワのように擦れたようなあとやヒビも入る。

(車は塗装の塗り替えができますが)

 

シートは伸びたり汚れたり擦れたりする。

 

年数経過に比例して走行距離が延びればエンジンはくたびれてきて、従来のパワーが発揮できなくなってくる。

 

吹き上がりが鈍くなり、加速も落ちてくる。

 

生き物でいえば、年を重ねて瞬発力が鈍り、速く走れなくなり、息切れしてしまう。

 

ブッシュのようなゴムパーツが劣化してくれば振動が大きくなり、最悪の場合、金属同士が干渉してしまうことも。

 

生き物でいえば、軟骨がすり減り、骨同士がぶつかるようになり痛みが走る。

 

エンジン(内燃機関)車は生き物。

 

だから、ペットのようにいつもそばにいて、燃料というご飯を食べさせて、洗車というお風呂に入れてあげて、乗らない時はゆっくり休ませてあげる。

 

生き物だから、故障すれば悲しくなるし、元気に走ってくれれば嬉しくもなる。

 

生き物だから、メンテナンスという病院で定期的に見てもらわないと(車検)病気になる(故障)

 

生き物だから愛おしくなり、乗ってかまってあげたくなる。

 

今後、電気自動車に切り替わっていくであろう。

 

でも、人間の発展に大きな貢献をしたエンジン(内燃機関)車はこれからも愛されていくと思います。