車の運転中にガリっと音が鳴る。
車外に出てバンパーを見ると擦り傷ができていてショックを受けた方はいらっしゃるのではないでしょうか。
または、バックで駐車中に電柱や塀に気が付かず追突してしまい、バンパーやトランクを凹ました挙げ句、自分の気持ちまで凹んだなんていう経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分も含めて日本人は特に車を大事に乗るので、ちょっとした傷も許せない民族なんだなって感じています。
ですから、コンビニの駐車場に止めて、帰るときにはボディの周りをくるっと見て異常が無いかをチェックしたり、安全期すために一番端っこに置くこともあります。
それでも傷がつくことがあります。
洗車キズや爪のひっかき傷。
それはしょうがないことだと思いますし、目立つようであればコンパウンドで削って消すこともできますからあまり気に掛けなくて済んでいます。
ところが、駐車中に隣の車のドアが自分の車に当てられて凹んでいるときはぶつけようのない怒りと、修理費のことが頭の中を駆け巡り一時的に思考が混乱を始めます。
とにかく悔しい気持ちでいっぱい。
とはいっても犯人は中々捕まえることもできないでしょうから、ほとんどが泣き寝入り。
どうしようもないですね。
結局、自費で修理することになるのですが、車の修理費って本当に高い。
もちろん、自分でつけたバンパーの傷の修理や、エンジンやギアの機関系の修理も含めて。
数万円から数十万円。
ドアの小さなへこみ傷でさえも、パテ埋めしてから塗装をかけていくわけですが、そのへこみの部分だけの修理だと、修理箇所がわかってしまうので通常ドア一面塗装になり手間や時間もかかりその分費用もかかります。
たかだか1センチのへこみのためにドア一面の塗装。
なんだか腑に落ちない気持ちもありますが、かといって、修理箇所が目立つのも腑に落ちない・・・
結局は一面塗装をした方が後々気持ちもスッキリして安心です。
バンパーやエンジンのような機関係は交換になると10万円以上はかかるので、すぐに決断できず躊躇してしまいます。
車の修理費が高い理由
では車の修理費ってなぜこんなにも高いのか?
その理由は、手間賃として技術料を乗せてくるから。
凹みのような板金修理は、使う材料はパテと塗料くらい。
でも、凹みの部分のパテ埋めとドア一面を塗装するためにヤスリなどで表面を削り塗装をかけるという手間が大変。
エンジン内部やベルト交換も同じように、専用工具を使いパーツを外して組み上げるから手間がかかる。
結局、その分の手間賃が技術料としてかかってくるので高くなってしまうのです。
しかもその技術料が結構高い。
一時間当たりの作業で6000円とか10000円とか会社によって違いますが部品代よりもかかってくるケースもあります。
そこで、なぜに技術料が高いのか?
その理由は、技術料がディーラーや板金屋の儲けとなっているから。
この技術料が会社の運営費や従業員のお給料になっている。
修理点検に使用する設備も導入するのには多額な費用が掛かるし、メンテナンスするのにも費用が掛かる。
車は人の命を預かる、ある意味危険な道具だからしっかりとメンテナンスや修理をしなければいけないのです。
修理費を安く済ませる方法は
ところで、車の修理費を少しでも安く済ませる方法があればいいですよね。
答えはあります。
車の修理はどこに依頼されていますか?
ディーラーですか?近所の板金屋ですか?
自分の経験上、ディーラーは高い印象です。
なぜか。
それは、完璧に直したがる傾向があり、修理した方が好ましい部分や直接影響のない周辺の部分まで修理の要求をしてきます。
あと、下請けに修理を依頼をすることがあるからです。
下請けの出すということはもうお分かりですよね。
中間マージンを取って、下請けに修理をしてもらい、修理後にお客様に引き渡すという、横流しをするためにディーラーでの修理は高くなることがあるのです。
反対に、近所の板金屋では比較的安く修理してくれます。
以前、フェンダーに傷をつけたときに、ディーラーで3万円と言われたましたが、板金屋では2万円切る金額の見積もりでした。
実は見積もりも大切です。
1社だけだとその見積金額が安いのか高いのかわかりません。最低でも見積もりは2~3社取った方がいいです。
修理費は板金屋によって違います。
技術料や部品の納入先で金額が変わってくるからです。
見積もりを数社取ることで安い板金屋見つけることができます。
部品交換が必要な場合は中古品やリビルト品を使うのも一つの手法です。
新品はもちろん高いので、中古品やリビルト品を見つけてきてもらうことで安く済ませることもできますが、見つけるまでの時間が必要となります。
リビルト品とは、中古部品の内部のパーツ交換やメンテナンスを加えて機能をよみがえらせたものをいい、新品の半値くらいで入手できます。
そのまま使う中古品と違い新品に近い性能が期待できるため、エンジンなどの機関系のパーツ交換の時にはもってこいの部品です。
ボンネットやバンパーは傷がつきやすいので中古品で良いと考えます。
以前、エンジンの噴射ポンプから燃料が漏れてきたときに、新品の交換よりもリビルト品の交換を進められました。
費用も新品の場合で20万円くらいでしたが、リビルト品は半値の10万円で済みました。
ということで、車の修理費を安くるためには・・・
①近所の板金屋を活用し、見積もりを取る
②取った見積もりで安い板金屋を見つける
③中古部品やリビルト品を使う