浦和駅にほど近い調神社は運気向上のパワースポットとして知られています。
調神社と書いて(つきじんじゃ・つきのみやじんじゃ)と読むので最初は読めなかったのですが、今では何度か参拝に行ったので、読み慣れました。
調神社は浦和駅から徒歩9分くらいの旧中山道沿いにあります。
浦和駅西口を県庁方面に歩き、一つ目の大きな通りである旧中山道を左折して5分くらい。歩くと左手側に大きな木々の茂った境内が現れます。そこが調神社です。
浦和駅の近くの商店街や住宅街の中に、こんなに木が茂って、いかにも神聖なエリアがあったのかっていう印象です。
調神社の由来
はるか2000年前の第9代、開化天皇がこの地に社を創建し、その後第10代、祟神天皇の時代に、この天皇の勅命によって伊勢神宮に献上する調物(貢ぎ物)を納める倉庫を建築。この倉庫群の中に建てられていることが由来だそうです。
関東中の初穂米や貢ぎ物の集積所として当時は利用されていたそうです。
ご利益
ところでこの調神社は運気のご利益があるとして、参拝のため、たくさんの方々が来られます。
境内脇ではお守りもあります。
なぜ運気のご利益なのかというと、「つきのみや」の「ツキ」の発音が、いわゆる運がいいの「ツキ」につながったからといわれています。
浦和レッズの選手も参拝に来るようですね。ここぞ勝負っていときはお参り。
調神社に行ってみて
初めて訪れたときは、入り口で違和感を感じました。
なぜかという、一般的に神社には鳥居がありますが、調神社には鳥居がなく、また、狛犬でもないウサギが両脇に鎮座していたからです。一般的な神社と違うワケは調神社のかつての利用方法が特殊だったからです。
また、イチョウやケヤキなどの巨木が境内の周りに生えていて、神聖な境内を守っているようにも感じます。
浦和が開発されていく中、平安時代のようなかつてを彷彿させてくれる、時が止まった空間でもあります。
鳥居がない理由
先ほど書いたように、神社といえば、まず鳥居がありますが、調神社は鳥居がないのです。なぜないかというと、先ほどのように、2000年も昔、祟神天皇の勅命により、伊勢神宮への貢ぎ物を運び入れる倉庫であったため、鳥居が搬入の妨げになるとして、鳥居を取り払われたからといわれています。
狛犬ではなくウサギ
調「つき」と月が同じ読み方から、月に由来する動物がウサギということで、このウサギが神の使いとされたようです。
境内入り口のウサギのほか、手水舎ではウサギの口から水か出ています。結構愛嬌のある表情しているので、見ていて飽きないです。
境内奥には池があるのですが、ここでもウサギの口から水がでています。
いたるところにウサギがいますので探してみては・・・
社殿
社殿は本殿と拝殿が一体となった権現造。1858に造営されましたが、それまで使用されていた旧本殿は稲荷神社の社殿として今も使用されております。
もちろん、旧社殿にもウサギの彫り物があります。
旧社殿には鳥居がありますが、伊勢神宮への貢ぎ物の運び入れには影響が無い為でしょうか・・・
境内には菅原道真公を祀っている調宮天神社や金毘羅神社もあります。
調宮天神社は学業成就のご利益があります。
これは、調宮天神社です。
ところで、調神社には七不思議があるといいます。
①鳥居がないこと
②松がないこと
③かつてあった御手洗池に魚を放つと片目になる
④ウサギが神の使い
⑤日蓮上人の人駒つなぎのケヤキ
⑥ハエがいない
⑦蚊がいない
確かに、境内を歩くと松の木が見当たりません。イチョウやケヤキの巨木ばかりです。
ハエもいない感じがしますし、蚊もいない感じがします。
いづれにしても、神聖で清らかな空気の漂う空間であることは間違いありません。日頃の疲れや雑念が消えるかような感じさえ覚えます。
体全体で境内の空気を吸い、体の中から清めてみると本当に運気が上がるような気がしますよ!
住 所 さいたま市浦和区岸町3-17-25
電 話 048-822-2254
最寄り駅 JR 浦和駅 徒歩約9分