大黒パーキングで遭遇したポルシェ959

大黒パーキングに行くとスーパーカーが本当によく集まっています。

こんなにも日本にはスーパーカーが存在するのかと、ため息すら出てしまうくらい。

 

休日ともなるとフェラーリやランボルギーニは当たり前のように駐車しています。

 

そんな大黒パーキングには本当に珍しいレアな車が来ることがあります。

 

先日も、ちょこっとドライブがてら行ってみると、何やら形の違うポルシェが停まっていました。

 

前から見ると993型のカレラのようにに見えるのに、何となく長い。

 

お尻の部分がストレッチされていて、これまた低い位置にウイングが装着されている。

 

なんと、ポルシェ959だったのです。

 

雑誌では見たことがありますが、実車を見るのは初めて。

 

一見すると、普通のカレラのようにも見られなくはないので、フェラーリの記念モデルのように派手さはありません。

 

結構おとなしいデザインでありますが、でも、リアの長さが普通のモデルではないことを物語っています。

 

それもそのはず、ポルシェ959は、列記としたスーパーカーなのです。

 

通常の911は一線を画し、ボディには共用されたパネルはなく、ケブラー。

 

低い位置に取り付けられた959独自のリアウイングは後方視界を妨げない配慮。

 

エンジンは911と同じく後方に置かれ、シリンダーヘッド回りのみを水冷化した水平対向6気筒(2848㏄)

 

2基装備されたKKK製のターボチャージャーは、低速時には1基のターボチャージャーで加給し、実用的なドライバビリティに配慮し、高回転時には2基のターボチャージャーで加給してハイパワーを実現するというシーケンシャルツインターボになっています。

 

圧縮比8.0で最高出力450ps/6500rpm、トルク51kgm/5500rpm。

 

駆動方式はフルタイム4WD。

 

電子制御によって加速、減速、コーナリングで自動的に駆動配分が行われるすぐれもの。

 

トランスミッションは6速MT。

 

サスペンションは車高調整式で、地上高120mm、150mm、180mmから選択できます。

 

一見、911にも見えますが、中身は全く違く別次元の車に仕上がっています。

 

ライバルはやはりフェラーリF40か・・・

 

それにしても、1986年に販売され、その台数は283台のみ。

 

30年以上の時を経て、この大黒パーキングで遭遇できたのは、オーナーさんがしっかりとメンテナンスをして大事に所有してくれているおかげですね。

 

今回遭遇で来たことが本当にありがたい。

 

オーナーさんに感謝し、そして、これからも大事に所有してください。

 

次回はどんなレア車に出会えるかな・・・

 
ポルシェ959のデータ

 全長4260mm × 全幅1840mm × 全高1280mm

ホイルベース:2300mm

トレッド:フロント1504mm リア1550mm

車重:1770kg

エンジン形式:空冷(ヘッドのみ水冷)水平対向6気筒DOHCインタークーラー付きツインターボ

ボア×ストローク:67.0mm×95.5mm

総排気量:2848cc

圧縮比:8.0

キャブレーション:電子制御燃料噴射装置

最高出力:450ps/6500rpm 最大トルク51kgm/5500rpm

トランスミッション:6速MT

サスペンション:ダブルウィッシュボーン+ツインダンパー(前後)

ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(前後)

タイヤ・ホイール:フロント235/45VR17+8J×17 リア335/35ZR17+10J×17