コペンがアイドリング時にノッキングするのでハイオクを入れてみた

コペンに、エンジン内部の汚れを取り除いてくれるガソリン添加剤を入れて3か月くらいは経ったかな・・・

 

走行距離も添加剤を入れてから1000キロ以上は走っています。

 

添加剤を入れてからエンジンの吹き上がりや加速感は改善されたようで好調だったのですが、アイドリング中に少しガタガタと振動を伴うノッキングは改善されたとはいえ、いまだに残っており、ここ最近、アイドリング中のノッキングの振動が妙に気になるようになりました。

 

当初から多少のノッキングの症状があったのか(あまり気にしていなかったので)、エンジン内部にカーボンが堆積していることが原因なのか、はたまた、燃調が狂っているのか、スパークプラグが劣化しているのかわかりません・・・

 

思えば、我が家のコペンは製造から15年以上が経ち、その間乗らない期間があって、しかも、バッテリーが上がって手付かずの放置の時もありました。

 

エンジンをこまめに始動させて、吹かしてあげれば多少は良かったのでしょうけれども、引っ越してから実家に置きっぱなしで、砂ホコリや雨をかぶっている状態で、なかなか乗らなかったのです。

 

車自体にも、エンジンにもすごく悪いことをしてしまっていたことがアイドリングの不調につながっている可能性もありだと思いますが、そうはいっても、今は手元にあり、休みの日のオープンドライブを楽しんだり近所のスーパーに乗って行くなど、かわいくてしょうがありません!

 

そこで、エンジンの性能が回復をして、アイドリングが安定してくれればいいなと思い、ハイオクガソリンを入れてみたのです。

 

というのも、ハイオクガソリンはレギュラーガソリンとちがい、エンジン内部をきれいに清浄してくれる成分が入っていて、性能の回復に一役買うと言われているからです。

 

ちなみに、シェルのV-POWERです。

 

さて、今回の結果は・・・

 

アイドリングは比較的安定しています。

 

ガタガタと震えるような振動のノッキングが解消されていました。

 

ですので、アイドリングは静かになりました。

 

ここで、疑問なのが、ハイオクを入れて10キロくらいしか走っていないのにアイドリング安定の効果が出ているということは、エンジン内部のカーボンの体積ではなく、別に原因があるのか?

 

カーボンの堆積が原因の場合、堆積が想像以上に多くて、その堆積したカーボンによってシリンダーの容量が小さくなり、圧縮比が変化(圧縮比が高かくなっているのか)してしまっているのか?

 

それとも、O2センサーが故障?

 

でも、コペンはターボ車だし、空気は自然吸気エンジンよりも吸い込むし、高回転で走るから熱をもつし、本当はハイオクの方が相性が合ったりして・・・って感じてもいます。

 

高回転で走った後はエンジンは高温状態になっていて、アイドリングとはいってもシリンダー内に入った空気はシリンダー内の温度で熱せられ、さらに圧縮されて熱をさらに帯び自然着火しそう・・・

 

ところで、ハイオクガソリンはオクタンという燃焼しにくくする成分がレギュラーガソリンよりも多く含まれています。

 

そして、スポーツカーはハイオク指定が多いです。

 

というのも、エンジンパワーを引き出すためには、エンジンへ送り込んだ空気を強く圧縮しなくてはいけません。

 

この圧縮比を高めることでで、大きなパワーを発生させることができます。

 

例えば、2000㏄の自然吸気エンジンでみても、レギュラーガソリン仕様の車は150馬力前後のパワーですが、ハイオクガソリン仕様では200馬力前後のパワーを発生させることができます。

 

でも、なぜ圧縮比を高くすると、ハイオク仕様にするのでしょうか?

 

その答えはガソリンを燃えにくくして、自然着火を防ぐためです。

 

空気は強く圧縮すると熱を帯びて高温になります。

 

そこにガソリンが混ざっていると自然に着火して燃えてしまいます。

 

ということは、自然着火してしまうと、意図しないタイミングで燃焼してしまうまうわけです。

 

エンジンにはガソリンに着火させる最適なタイミングがあります。

 

そのタイミングで、スパークプラグを使い点火しています。

 

全く違う意図しないタイミングで着火してしまうとエンジンの本来の性能は発揮されませんし、エンジンが故障さえしてしまいます。

 

つまり、ハイオクとはガソリンを燃えにくくしているということです。

 

とはいっても、最近の車はノックセンサーが付いていて、点火のタイミングを自動調整してくれるので故障を防いでくれますが、ハイオク車にレギュラーガソリンを入れることは緊急時以外には避けたほうがいいです。

 

まとめ

ということで、今日コペンにハイオクガソリンを入れてみたらアイドリング時のノッキングがおさまって安定しました。

 

次回にレギュラーガソリンを給油してみて、アイドリングが安定するのかをチェックしてみます。

 

ハイオクガソリンを入れたときの一時的な安定なのか、それとも、エンジン性能が回復したのかはそのときにわかると思います。

 

いずれにしても、時間を見てディーラーに相談に行こうと思います。

 

こんなこともあるんだなっていう感じて読んでいただければ幸いです。