仕事

人を大事にした方が仕事もうまくいくような気がする

仕事をする上で人を大事にした方が上手くいくような気がします。

それは、お客様に限らず、その周辺に関わる人たちも含めてです。

 

お客様の場合は、商品を買ってくれたり、仕事を依頼をしてくれたりと最終的には売り上げに直結するため、とても大事にすると思います。

 

お客様のわがままを聞いたり、無理を聞いたり、要望に応えたりして売り上げに結び付けられるよう最大限努力をすると思います。

 

初めての新築戸建て売買の時(お客様の場合)

私も、新築の戸建ての契約にあたって、お客様の要望を聞いたことがありました。

 

植木が趣味だから鉢植えの植木をサービスして欲しいとか、物干竿も付けて欲しいとか、エアコンもおまけして欲しいとか・・・

 

さすがにエアコンは会社持ちでしたが、植木と物干竿は自腹を切った記憶があります。

 

あの時は、戸建てをお客様に買って欲しくて、喜んでもらいたくて一生懸命でした・・・

 

そして、新築戸建てを購入いただき、とても喜んでくれたので、良い思い出になっています。

 

これは、初めての不動産購入のお客様だったので、一生懸命になっていた例です。

 

建売用地仲介の時(お隣さんの場合)

そして、現在、事業用の不動産から投資用物件、戸建てなどの売買に携わっています。

 

先日、建売業者さんへの土地売買の仲介をしました。

 

しかしながら、その土地は草が生え放題になっていたり、ごみが投棄されたりしている状態で数年が経過していました。

 

ボヤ騒ぎもあったとお隣さんから伺っています。

 

売ることが決まり、お隣さんへご挨拶へ伺った際に、お隣さんはとてもご立腹で、その理由が草の生え放題のことも、ゴミの投棄のこともその土地所有者にお願いしても、まともに取り合ってくれないという状態だったためです。

 

今までの不満や怒りを爆発させて八つ当たり状態。

 

しかも、この土地に建物を建てて日当たりや風の通りが悪くなったら訴えるとまで。

 

「いやー、まいったな」と思いながらも、今までの経緯があって怒っているなとは理解したので、とにかく話を聞かせて頂きました。

 

土地の所有者が取り合ってくれなくて迷惑をかけていたこと、ボヤ騒ぎで危険な目にあったことを所有者に変わって謝罪。

そして、まずは草刈りを実施するために事前にあいさつに伺いました。

 

さらに、土地を確認しに行った際には常に顔を出しあいさつと世間話をして、土地に無断駐車する人がいると聞けばバリケードを設置し、その際にも事前にあいさつに伺い(音や振動はでませんが)、地下に埋設物がないか試掘調査をするときにも事前に挨拶に伺いお隣さんに直接関係なくても何かする際には必ずあいさつをして、決して敵ではなく、住環境を良くするための仲間であることをわかってもらうように話をして、いつしか楽しい世間話ができるようになりました。

 

心の距離も縮めて?!私自身もこんな人間だっていうことを理解してもらえて、私もお隣さんは正論の通ったしっかりした方だということも分かりました。

 

ごみが投棄されたときには、お隣さんが連絡をくれたのですぐに駆け付けて撤去したり、ごみ投棄禁止の看板を設置したりしました。その時も必ずあいさつに行き報告もしました。

 

結果的に、打ち解けあって今回の売地の境界を確定するために測量をして、立ち合いをした際には快くハンコウを押してくれました。

 

第三者が原因で境界の杭がずれた時にも、すぐに駆け付け、土地家屋調査士の手配をして元の位置への復元をしました。

 

お隣さんが最初に怒っていろいろ言ってきましたが、今回の売地が原因で迷惑もかけているし、お互い様の言えることもあるし、なにより、お隣さんも、この売地に先々住む人と仲良くして頂きたいですから。

 

土地の引き渡しの前日にもあいさつに伺って、お礼。

 

いろいろとご迷惑もかけて、ご協力も頂きありがとうございましたと伝えると、お隣さんも、もう会えないのかい?文句ばかり言って申し訳なかったね、と言って下さり、続けて、息子の代になったときもよろしくとも言っていただきました。

 

お隣さんとだからと言って、直接関係なっからあいさつを省略してしまえば、良い関係になり無事土地を引き渡すということができなかったかもしれません。

 

結果的にご近所付き合いが良くなって土地を引き渡せたので、建売業者さんも良かったでしょうし、お隣さんも今までの問題だった土地が住宅に変わってよかったとも思います。

 

どんな人でも大事にした方が仕事もうまくいくような気がした出来事でした。