腸炎で苦しんだ4日間。
突然、明け方急に腹痛で目が覚めて眠れなくなりました。日曜日のことです。
おへそのあたりが「ズキン」という刺すような痛みに見舞われ、一時間のうちにトイレに駆け込む事態が5・6回続き、目が回るような感じで、体が火照っていました。一応体温を測ると37.8度。
以前、何度か腸炎を起こし病院へ行ったことがあり、まるでその症状です。
吐き気や嘔吐、血便はありませんが、下痢がひどく、トイレから出ると、すぐさま再びトイレに戻るような自体で、しまいにトイレから出られなくなり、最長30分はトイレの中にいました。
たまたま腸炎初日が休みだからよかったのですが。
初日の症状をまとめますと、
①腹痛(刺すような痛み)
②下痢(トイレに行けども続く)
③発熱(38度前後)
④めまい(発熱原因?)
以前、医師の診断で聞いた起こりうる症状
①腹痛
②下痢
③発熱
④嘔吐
⑤吐き気
⑥血便
今回も症状が一致します。
原因の検証
昨日は、自宅で焼き肉をしようと牛ステーキ肉と豚バラ肉を用意しました。
ホットプレートで、火が通ったのを確認してから食べていました。
でも、ステーキ肉は厚みがありますから、もしかすると火が通っていない部分があったのかもしれません。
また、仕事が忙しく疲れ気味なのと、職場で風邪をひいている人がいたので、風邪のウイルス感染で体が弱っていたところに、牛肉の細菌が腸内で悪さをしたのかもしれません。
また、ショッピングモールの便座を利用したのでノロウイルスの感染も疑われます。
初日は下痢が続くがゆえに、脱水症状にならないように温めのお茶や水を飲んでいました。
通常、腸炎は3日から4日で自然治癒します。
今回は症状が良くなるまでに4日間、普通に食事ができるようになるまでに5日間かかりました。
腸炎とは
腸炎は小腸のなかで細菌やウイルスの感染が主な原因としてし引き起こされる炎症です。
衛生管理状態が不衛生な食品や飲み物を摂取することで引き起こされる食中毒とノロウイルスや風邪のウイルスなどの感染で引き起こされるウイルス感染が代表的です。
食中毒の場合は、O-157で知られている腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラ菌など細菌を口にすることで引き起こされますので、夏場に出しっぱなしのドリンクや牛乳、過熱が甘い肉や魚などの食品を口にすることは避ける方が無難です。また、指先などの傷口にもブドウ球菌が付着していますので、料理の際には気を付けるべきです。
ノロウイルスなどの場合は、ショッピングモールなど不特定多数の人が使用するトイレから感染することもありますので、備え付けの除菌アルコール剤が設置されている時は、よく拭いてから使用した方がいいです。
近くに風邪をひいている人がいた場合には手洗い、うがいをしましょう。
他にも、ストレスが原因の腸炎やアレルギーが原因の腸炎、お酒の飲みすぎなどが原因の腸炎がありますので、症状が出たときは医師の診断を受け、適切な処置をした方が良いです。
脱水症状に注意
腸炎になると、下痢になり頻繁にトイレに駆け込みます。また、水分を口にするだけでもトイレに行きたくなり、飲んだ分だけ下痢で水分が失われるようなこともあります。
ここで一番注意しなければならないのは、脱水症状を引き起こさないことです。
水を飲むと下痢で出てしまうからといって水分を口にしないのはとても危険です。特に夏場は汗で水分が失われやすいので要注意です。
自分のケースでは、水分を取らずにいたら手足がしびれてきました。
水分は、ぬるま湯にして飲むと腸への負担が少なくなりますので、温めたぬるま湯を摂りましょう。
もし、水分が飲めないという場合は、舐めるように水分を口にするか、どうしても水分が飲めない場合には、病院で症状の診断をしてもらい、点滴で水分補給の処置をしてもらうべきです。
なお、水分補給の際は、経口補水液が吸収の面から良いとされています。
食事は
下痢や嘔吐がある場合には、なるべく固形物は食べない方が良いです。腸内が炎症を起こしているわけですから、ダメージを与えるだけです。
やっぱり、おかゆが良いです。消化に良く腸への負担が少なく、水分補給もできます。
自分のケースでも3日間はずっとおかゆでした。
食べたいからと言って、肉や刺身、生野菜など消化に悪く腸に負担をかける食材は避けましょう。
下痢や腹痛の症状が治まる3日目くらいから(症状によりますので回復を見ながら)は徐々にお腹を慣らす意味でご飯やうどん、過熱した野菜・脂身の少ない肉・魚など消化の良いものを食べて弱った体に体力を付け、回復してから油ものなど食べたいものを食べるのが良いです。
腸炎になると、食事もままならなくなり、体重が落ちます。ほかのウイルスに感染しないためにも回復してきたら栄養分はきちんと取りましょう。
下痢止めは飲むべきか
腸炎で下痢になるということは、腸内にいる細菌やウイルスを体外に排出しようとしている証拠です。ですから、下痢は嫌だと言って下痢止め薬を飲むことは避けた方がいいです。
体内に細菌やウイルスがいる以上、治癒が遅くなります。整腸剤にとどめましょう。
さて、腸炎2日目は・・・
朝になっても腹痛が治まらず、熱も38.5度まで上がり、めまいがひどくなってきました。
下痢もひどくなり、前日よりも悪化している感じです。
仕事には行ったのですが、体がフラフラして座っているのも大変でした。会社には説明して、病院へ行かせてもらいそのまま早退。
医師からは、腸炎で脱水症状起こしているから、痛み止めと水分補給の点滴をしましょうと診察され、2時間の点滴。針を刺すのは本当に怖いですね。でも、一瞬チクッとしただけで後は横になっているだけ。お腹を冷やしてはいけないので毛布を掛けてもらいました。
診察の時に、整腸剤は出すけど下痢止めはやめようといわれ、体外に細菌やウイルスを出さなければいけないんだなって改めて思いました。
この日の食事ですが、朝は食べられず、昼はおかゆを一口だけ、夜はおかゆを茶碗半分だけ食べた状態です。スポーツドリンクにお湯を混ぜ温くして水分補給。
おかゆを食べたり水分補給をすると、すぐさまトイレに駆け込むような状態でしたが、水分補給と細菌等を体外に出すためと思い辛抱。
腹痛は相変わらず続いていましたが、お腹を冷やさないように、タオルケットをお腹にかけて寝ました。
3日目
朝、体温を測ると37.5度あり、めまいが続きました。前日よりは熱は下がっていました。
ただ、脱水症状から手足が震えて、足に力が入りません。思考がきちんと回ってない感じがしていましたが出勤。事務作業に留め、無理と思ったら早退しようと思っていましたが、何とか持ちこたえました。
朝・昼・夜は茶碗一杯よりも少なめのおかゆを食べ、夜には多少の固形物が食べられそうでしたので、シュウマイを3個ほど食べました。水分補給は、温めのお湯とお茶です。
下痢でトイレに駆け込む回数も減りつつあり回復の兆しありです。
4日目
平熱に戻りめまいもなくなりました。
腹痛と下痢も和らぎましたが、朝は、急には固形物は食べられなさそうでしたので一応おかゆ。
食事や水分を飲んだ際のトイレに駆け込む頻度も激減しましたが、冷えたドリンクは一応避け、常温にもどしたペットボトルのお茶。
お昼にはパン、夜には茶碗一杯より少ないですがご飯も食べられました。
水分がまともに取れるようになったので脱水症状から回復して、手足の震えはなくなりました。
完全に回復したのは7日後の、まさにブログを書いたこの日ですが、腸炎は本当につらいです。
まともに食事が摂れなく、体力が落ちしまうので、ほかの病気になったり、ウイルスなどに感染しないか心配でした。
それでも、きちんと病院に行き診察を受け、薬を処方してもらい、水分をとり、食べれる範囲で消化に良いものを食べ、睡眠をとれば治ります。
なお、おかゆも食べ続けると飽きるので、粉末のコーンスープなどを少し混ぜて味を変えるといいですよ。