みなさま、食事の前に「いただきます」を言っていますか?
というのも、先日、ファミレスに立ち寄った際にこんなことがありました。
もちろん、立ち寄ったのはお昼を食べるために。
席に着き、注文を終え、料理が運ばれてくるまで待っている間に、隣の席に20歳過ぎの女性が座りました。
就職活動中の雰囲気があり、活動合間の昼食なのかなっていうほか特別気にせずいたのですが、その女性、注文した料理(ネギトロ丼)が運ばれてくると、両手の親指と人差し指の間に箸を挟み、手を合わせ「頂きますと」お辞儀をしていました。
若いのにしっかりしていると思いながらも、自分はここまできちんと「いただきます」と言えているだろうかと考えてしまいました。
今の日本では食べることには困らず、お腹が空けばコンビニやスーパー、ファミレス、ファストフードなどちょっと出かけてスナック菓子からパン、カップ麺、ハンバーガー、弁当、出来たての料理など食べることができます。
食べ物が不自由なく手に入るからゆえに、食べるという行為が当たり前になり、「いただきます」という言葉を忘れかけているのではないかと思いました。
食べるということは、命を頂いているということ。
豚や牛、鳥、魚、野菜の命を頂いているのです。
いわば命のリレー。
人は食べることで、エネルギーや栄養素をもらって命をつないでいる。そして生かされている。
だからいつも感謝の意を込めて「いただきます」を言わなくてはいけないのではないかと、あらためて考えることができる良い機会になりました。
あと、併せて、食べ物を残すことも極力避けたほうがいいのではないかとも思いました。
たまに、食べ放題で食べきれないほど持ってきて、食べきれないから残すという行為を見かけることがありますが、お店にも失礼ですし、何より食べ物に対しても失礼です。
ですから、食べきれる分量をその都度持ってきて、お美味しく、ありがたく頂きましょう。
そういえば、小学校の時に、給食で配膳が終わった後に一斉に「いただきます」と言っていたことを思い出しました。
大人になっても「いただきます」って言えると、絶対かっこいいと思います。