以前、ML350で走っていたら突然ビックリマークが黄色く点灯し、インフォーメンションの表示に「ABSトESPシヨウフカノウ マニュアルサンショウ」が表示されて、こっちがビックリの事態になりました。
ABSはわかるけどESPってなんだ?
わけがわからず、取扱説明書を参照。
こんな表示が出た場合の対処法が書いてあり、時速20キロ以上になると表示が消えたので様子見。
ちなみに、ESPはエレクトリック・スタビリティ・プログラムの頭文字。
車両の横滑りやアンダーステア、オーバーステアを車輪の回転速度、横方向加速度、ステアリング角、ブレーキ圧、ヨーレートの5種類のセンサーが感知しエンジントルクや4輪個々のブレーキを自動的に制御する安全装置です。(ベンツのHPより)
さて、しばらくたつと、今度は「ABSトESPコショウ シヨウデキマセン」の表示に変わり、足回りからガクガクと異音と振動を感じ、もしや、本当に故障?と不安に・・・
この「ABSトESPコショウ シヨウデキマセン」は点いたり消えたりして、ガクガクという異音と振動もこの表示が点いたときにだけ起こっていました。
ブレーキが作動している様にも感じました。
先日、出先の途中の際に起きたので、急遽近くのヤナセに伺って診断。
15分ほど経って、メカニックから、左前の足回りに付いているスピードセンサーが故障の様ですと診断結果。
このまま家まで走っても平気か聞くと、おそらく大丈夫ですが、ABSは利かないですから気を付けてくださいとアドヴァイス。
この時は、表示が消えていました。
そして、帰宅後の翌週に、またこの「ABSトESPコショウ シヨウデキマセン」が点灯し、しかも、走ってもいないのにスピードメーターが時速40キロくらいまで上がったり下がったりを繰り返し、足回りではガクガク作動して、これはやばいと、近所にベンツ専門に取り扱う修理工場があったので、診てもらいました。
車のコネクターにテスターを接続して出た結果は、ヤナセと同じの左前のスピードセンサーの故障。
ただ、ABSユニットの異常も懸念されると伝えられ、その理由を聞くと、ブレーキフルードの温度上昇の記録がデータ上に出てたためと言われました。
山道の走行やブレーキを強く踏んだことはないかと、聞いてくれましたが、急ブレーキもしていないし、最近は山にも行っていません。
今のところ、スピードセンサーの交換で済むと思うけど、ABSユニット故障の可能性も捨てきれないということです。
ABSユニットは30万円はするそうなので、不安ですが、まずは左前のスピードセンサーの交換を依頼。
ちなみに、ABSユニットはエンジンの左わきに設置されています。
エンジンの熱をダイレクトに受けるので、故障する可能性があるそうです。
確かに、走った後のエンジンルーム内はとてつもなく熱いし、ABSユニットも激烈に熱くなっていました。
いずれにしても、スピードセンサーの交換を依頼し、一週間後にまた伺う約束をしました。
そして、修理当日。
入庫してから、フロントをジャッキアップをして、左前のタイヤを脱着し、タイヤハウス内のセンサーを交換して、約1時間くらいで修理完了。
テスターで診断してた結果、スピードセンサーの故障の表示は消えました。
一回り走った状態も確認頂きましたが、すこぶるスムーズに走り、問題なし!
費用は税込み約36000円でした。(正確な金額を忘れてしまった・・・)
センサーは社外品でしたので純正品よりも安くおさまっています。
純正品はセンサーだけで25000円はするようです(聞いた話ですが)
今思うと、スピードセンサーの故障しているときは、何かが引っかかっているような感じがして加速にもたつき感を感じ、また、低速時にキーという音が足回りから聞こえてきていました。
やはり、スピードセンサーの故障が原因だったのかもしれません。
今は、正常時の加速をしてくれますし、キーという音もしません。
あと、ML350に限らず、10年以上前のベンツはスピードセンサーを気にした方がいいのかもしれませんね。
でも、社外品を使うことができれば純正品よりも安く修理、交換できます。
ただし、スピードセンサーではないですが、純正品でないと治らないパーツがあるという話もメカニックの方から伺いました。
スピードセンサーに限らず、部品を交換する際には、メカニックなど専門に方々に相談をした方がいいと思います。
社外品に交換した後に、直りませんでしたとなると笑えないですから・・・
ということで、ML350で「ABSトESPシヨウフカノウ マニュアルサンショウ」とか「ABSトESPコショウ シヨウデキマセン」の表示がインフォメーションに表示されたら、まずはスピードセンサーの故障を疑ってみたほうがいいかもしれません。