今回、浦和駅西口から徒歩5分くらいの仲町の商店街の一角にある刀削麺酒家でペペロンチーノ刀削麺を食べてきました。
と、その前に、どうやら最近、刀削麺のお店が増えているようですね。刀削麺酒家の店主のママが仰ってましたが、その通りのような印象を受けます。いろんなところで刀削麺のお店を目にするようになりました。
その中でも、日本での刀削麺の先駆け的存在が刀削麺酒家だとか。
元々、茅場町で営業していたそうなのですが、ビル立ち退きのため浦和に来て今年(2017年)で13年が経つそうです。
刀削麺酒家に行ったのは今日が初めてなのですが、お店の前でメニューを見ていると、ママが出てきて、「刀削麺食べたことある?」と聞いてきました。「ありますよと」と答えると、オススメは「ペペロンチーノ刀削麺ですよ」とママが返答。
ペペロンチーノの刀削麺なんて聞いたことがないし、珍しいですよね。心揺らぎました。
さらに、「麺は鍋に向けて一本一本包丁で切って茹でているのですか」と質問すると、「今は機械で麺を切っているけど、お客さんの要望に応えたいから、麺を包丁で切ることもできますよ」と仰って下さいました。包丁で一本一本切り続けるとコックさんが腱鞘炎になってしまうので機械を導入したそうです。でも、包丁で切って下さるというママの心意気に打たれて、店内に。
注文はもちろんペペロンチーノ刀削麺。
メニューにもちゃんと載っています。価格は800円です。
茹で餃子も一緒に注文。こちらは580円。
注文後に、ママから、厨房で麺を切る姿が見えるので是非見てくださいとの一言。
コックさんが左腕で麺の種となる、良くこねられた小麦粉の塊を抱え、右手の専用の刃で表面をきれいに削ぐようにカット。カットされた麺は放物線を描きながら鍋にダイブ。
見とれていると、茹で餃子が到着。
アツアツに茹でられた餃子は、もちもちの皮に八角などの香辛料が効いた肉々しい餡が詰まっていて美味しかったです。
刀削麺が出てくるまでのつなぎの役にもなります。もちろん食べごたえも抜群。
餃子を食べきるころには刀削麺も到着。
見た目は、あっさりしてそうな感じ。
茹でられたキャベツが表面を覆っていて、これは刀削麺なのかという印象。
良くかき混ぜないとペペロンチーノの味の汁や油が沈んでいるので、豪快に天地をひっくり返すかのようにかき混ぜます。
食べてみると、ペペロンチーノの味のベースなのですが、にんにくの風味が協調しすぎず、ネギ油のような風味もあり、味の表現が難しい。でも、おいしい。クセになります。
麺は、端の部分は柔らかく、中心部分はコシもあり噛みごたえがあります。
もっちりとした触感にペペロンチーノの味がよく絡んでいます。
刀削麺の触感と、洋風のような中華のような風味が頭の中を混乱させ、クセにさせているのかなって感じます。
唐辛子も振りかけられているので辛いです。
ボリューム満点。
新感覚の刀削麺であることは間違いなしです。
もちろん、定番の麻辣(マーラー)刀削麺も味見をしましたが、おいしいです。思ったより辛くなかったので、テーブルにあるラー油を入れて辛さを調節してもいいです。
週替わりでランチもしてるとママから聞き、今日は、たぬき(揚げ玉)ワカメ味だったそうです。和風味の刀削麺、食べてみたいです。
ママの人柄も良いですし、味も良いのでまた行ってみようと思います。
住 所 さいたま市浦和区仲町1-5-17
電 話 048-825-2467
定休日 無休