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中古車選びはおもしろい、購入のポイントと注意点

車を購入するとき、新型車や高年式がやっぱり一番とか、車は新しいのに越したことがないと思いがちではないでしょうか。

確かに新型車や高年式の車の方がエンジンの性能が良く、燃費にも優れ、安全性能も向上しています。

例えば、最近は軽自動車にも衝突安全措置や誤発進抑制装置など安全装置が装備されています。その分価格も高くなっていて、10年前に比べ数十万円高くなっているともいえます。

そこで、中古車で現行型や高年式の車を選択することも賢く購入する方法のひとつと言えます。

また、予算の都合で中古車を検討する場合もあると思います。

 

でもやっぱり中古車選びの面白いところは今まで生産された車の中から欲しい車を選べる点ではないでしょうか。

クラシックカーから新型車、当時の高級車、外車と選択肢は広がります。

しかも、生産終了の車は中古車でしか買うことしかできません。

特にスポーツカーはここ最近、各メーカーの投入車種が少なく、作りも紳士的でおとなしい感じがします。乗り心地も良く燃費や環境にも配慮しています。とてもいいことですが、ひと昔前の方が生産された車種が多く、スパルタンな作りになっていて走りが面白いとかデザインがかっこいいとかあると思います。

外車や高級車については中古車だと買いやすくなることも魅力です。

例えば、ベンツやBMWなど高級外車は新車ではとても手が届きにくい金額ですが、10年前のモデルともなると100万円以下で買えたりもします。特にベンツやBMWあたりは流通する台数が多いので、自分に合った一台がきっと見つかるかも。

ただし、いくら高級車や外車が中古で安く買えるといっても、メンテナンス費用は新車時の価格に対応してくるので、部品代や車検代はそれなりの覚悟が必要です。

とはいっても、一度高級車に乗ってみるのはいい経験だと思います。作りのこだわりや車の頑丈さや、エンジンの性能など高級車にしかないものを味わうことができます。

私自身、中古の外車を買いました。8年落ちですが、新車時の3分の1以下で買えてとても満足です。なんといっても3万キロしか走っておらず、ピカピカできれい。

車検代は国産車よりも少し高いですが周囲の視線とか、所有している満足感とか、走りの面白さなど国産車とは違う味わいを実感しています。

ところで中古車を選ぶときには注意することやポイントがります。

 

①年式が古いと壊れやすいとか維持費がかかるは間違い。結局はメンテナンス次第

 

高年式の方がいろんな面でいいです。例えば、モデルチェンジやマイナーチェンジされていれば、エンジン性能が向上したり、燃費が良くなったりしますがその分中古価格が上がります。あえて低年式のモデルチェンジ前やマイナーチェンジ前を安く買う方法もありだと思います。たとえ古くても、メンテナンスをしっかりしていればまだまだ乗れます。逆に、新しくてもメンテナンスをされていなければ故障しやすくなります。ガソリン車は40万キロ、ディーゼル車はもっと乗れるそうですから。

 

②走行距離が少なくてもメンテナンスしていない車は状態が悪いといえる

 

つまり走行距離が車の状態の良し悪しを決めるわけではありません。走行距離が多くてもきちんとメンテナンスをしている車は調子がいいです。車も機械ですからメンテナンスしながら動かした方が調子がいいわけです。実際に試乗ができればさせてもらいましょう。また、メンテナンス記録簿があるのか確認しましょう。記録簿があるということは大事に乗られていた証拠です。エンジンの吹きあがりは快調か、異音はしないか、ブレーキはきちんと効くか、タイヤは均等にすり減っているか、カーナビは正常に動くかなどチェックして後々トラブルにならないようにしまよう。見た目で車の内外に傷が少ないか、無い場合も大事にメンテナンスされていたといえます。

 

③修復歴ありの車は安く売りだされていますが、修復歴があるからといって危ない車というわけでもない

 

軽微な修理でも、車体の部分によっては修復歴ありとなります。その場合、走行には影響なく、むしろ安く買えるのであえて狙うという方法もあります。

④同じ車種でも、色やグレード次第では安くなる

 

人気のない色やカーナビの付いていない場合、サンルーフが付いていない場合など色や装備の有無で価格差が出ます。最近のカーナビは安くても性能がいいので、あえて後付けすることでトータルコストを下げることもできます。

 

⑤保証が付くのか確認

 

中古車である以上、整備でも見えない故障があるかもしれません。そのため保障に入った方が安心です。保障はついていない場合でも、有償保証を付けてくれるケースもあります。

 

安い中古車を年に1回のペースで乗り換えるというツワモノがいると聞いたことがあります。自分の乗ってみたい車に乗れるチャンスでもあると思います。