就職や転職は大手企業が良いと思う方が多いと思いますが、中小企業での就職転職も良いと思います。
確かに、大手企業の方が周囲から「大企業にお勤めですごいですね」と評価が高かったり、所得が高いケースがあったり、住宅ローンを組む時に金利が低いなどのメリットが多いと思います。
もちろん、大企業には大企業なりの苦労もあると思います。営業成績に敏感でノルマが厳しい、社内の出世競争が激しいとか。
中小企業も、会社によっては、もちろんノルマや出世の競争があり大変な部分もありますが、今まで中小企業で働いてきてなかなか面白いなあと感じたので、内容のご紹介しようと思います。
経理責任者のとき
まず、経理担当者の時には、経理は一人だけでしたのでおのずと責任者でした。しかも前任者退職のため入社すぐ。
経理処理自体は自分の判断で進め、わからないところは税理士と相談して進めていきました。毎月、試算表を作成して、間違えやおかしな部分はないか税理士に確認してもらい、完成したら社長や現場責任者に月々の利益や経費を確認してもらいました。
自分自身の判断できちんと日々の勘定仕訳から決算整理の仕訳まで行い、社長をはじめ職場のみんなが信頼してくれたのでとてもやりがいがありました。特に税理士からは「君が経理だと私のやることがないくらいだよ」と言っていただき、頑張ってよかったと思った瞬間でした。
社長に数字の話や税理士と直接打ち合わせができるのも中小企業ならではと思います。
不動産営業のいま
次に、今働いている不動産営業は、とはいっても住宅の販売がメインの業務ではなく、店舗用地や投資用のビルなど大型物件を扱う業態ですから毎月契約があるわけではありません。ですが、一件契約できれば大きな利益を生み出します。
こんな不動産営業ですが、入社当時は上司と一緒に行動して、店舗用地や投資用ビルの仲介営業をこなし、今では独り立ちして大きな仕事をこなしています。
売りに出ている店舗用地やビルの仲介営業の他、ビルとそのビルを所有している会社を丸ごと買い取る不動産M&A(ビルの買取が目的)や、土地を売っていただくための地主さんとの交渉、自社ビル建て替えのためのテナント様の明け渡し交渉など自分で計画と予算を立てて業務をこなしています。
もちろん、計画や予算は社長に報告し、判断に困るときは社長に相談します。基本は自分の判断で仕事を進めていき、結果を報告するスタイルです。とにかく結果を出すためにどうすればいのか考えて動けるところが面白いですし、やりがいと感じています。
トップダウンも素早く、業務全体の動きが素早いです。
あと、中小企業では実績次第では社長の判断で良い意味で待遇が変わることがあります。私自身、5年目にして営業部長に抜擢されました。
小人数であるがゆえに社長の目が届きやすく、やればやった分だけ評価されることがあるわけです。
まとめ
中小企業では、自分の考えで仕事が進められ、仕事を完結することができる面白さがあります。もちろん社長や上司には随時報告はしますが、決定までの時間が短く動きやすいのが特徴です。
また、間違えた動きをせず、きちんと成果を出せばどんどん仕事を任せてもらえます。
結果、自信が付き仕事自体が楽しくなってきます。
社長の目も届きやすいので評価してもらいやすいです。実際に、成果を出していくにつれ大幅な昇給や大手以上の賞与のケースもあります。