栃木, 温泉

日光湯元温泉おおるり山荘の感想と良い温泉

先日の10月21日の土曜日から翌日の日曜日にかけて雨の中、日光湯元温泉にある、おおるり山荘に家族4人で宿泊してきました。山荘といっても温泉ホテルです。

このおおるり山荘の源泉である日光湯元温泉の泉質がとてもよかったので、宿泊した感想を含めてお伝えします!

 

おおるり山荘とは

まず、日光湯元温泉おおるり山荘は、格安で泊まれるおおるりグループのホテルチェーンの一つです。一泊2食付きで5800円から泊まれて、もちろん温泉が売り。夕食と朝食はバイキング。標高1500メートルの周囲2.2kmの湯ノ湖のほとりにあり、夏は涼しく、春は新緑、秋は紅葉、冬は冷えた空気と雪景色の中、乳白色の硫黄泉の露天風呂に入ることができます。冷えた体に硫黄泉が染み込み、出るころにはポカポカです。

 

 

予約取り

10月下旬の日光といえば紅葉のシーズン。事前予約のため電話をしたのですが、予約でいっぱい。でも、なんと宿泊当日の朝に再度電話をしたら予約が取れました。とうのも、当日キャンセルが出る場合があるので、そのチャンスを狙うわけです。ところが、当日は台風の影響で、雨。そのためキャンセルが結構出たようで、そのキャンセル枠に予約を入れることができたというわけです。

 

出発とチェックイン

おおるり山荘には、いろは坂から行くルートと、群馬の片品村を経由して金精峠を経由していくルートがあります。この日は群馬の実家に寄ったので金精峠を経由して行きました。

おおるり山荘は湯ノ湖の湖畔の道路沿いの木々の奥にあるため、見過ごしそうなので注意が必要です。初めて行く場合は、カーナビセットはしたほうがいいです。カーナビセットしないで行ったので、どこだかよくわからなかったです。

チェックインは13時。チェックアウトは9時30分。駐車場ではすでに硫黄の香りが漂っていて温泉地に来たって感じです。

 

15時にチェックインを済ませ、同時にカウンターで手ぬぐいと歯ブラシのセットと浴衣を受け取り、3階の部屋に行ってみると、意外と広く、窓の奥からは湯ノ湖が見えました。写真は湯ノ湖が見えにくいです・・・

 

 

部屋

泊まった部屋の広さは12畳あります。

二人で泊まるには広くらいです。

 

 

部屋にはウュレットのトイレと洗面台、テレビ、金庫、冷蔵庫、電気ポットがありますが、お風呂は無しです。バスタオルはレンタルで50円かかりますので、持参したほうが安く済みます。また、ドライヤーも部屋にはありませんので持って行ったほうがよさそうです。なお、大浴場にはあります。

テーブルの上にはお約束の温泉饅頭が人数分。

 

 

夕食まで

チェックイン後は、夕食まで時間がありますので、湯ノ湖湖畔を散歩しました。雨が降っていたので辺りはなんとなく薄暗い感じがしましたが、山に囲まれた湯ノ湖湖畔は雨音と澄んだ空気が日常の喧騒を忘れさせてくれます。

 

 

ちなみに、岸には使用していないボートがプカプカ浮いていて、また、喫茶店もあります。

 

 

喫茶店では湯ノ湖を眺めながら物思いにふけたり、揺れる水面を眺めながらゆっくりした時間を過ごすこともできそうです。

 

 

木々は紅葉を始めていて色付いていました。

 

 

それにしても、寒い。30分くらい散策した後は芯まで冷え切った体を温めるべく、次は1階にある大浴場へ向かいました。

 

温泉と浴室

そこで、いったん部屋の戻り、タオルを持ってから大浴場に。脱衣所には貴重品用の鍵付きの小さなロッカーがありますので、お財布やスマホ、時計など入れることができます。

大浴場は日帰り温泉の立ち寄りの方々も入浴しますので、夕方は宿泊者と立ち寄りの方とでにぎわいます。

 

 

泉質は硫黄泉。源泉温度は50度以上。湯船の温度も43度くらいはありますので熱いです。

適応症は皮膚炎、慢性湿疹、きりきず、五十肩、冷え性、神経痛、疲労回復など。美肌にもいいようです。

まず、浴槽に入る際には先に体を洗ってから、足のつま先から温度と硫黄泉に慣れさせて、乳白色の硫黄泉に全身で浸かります。すると、最初に熱さをジワっと感じ、次に硫黄からくるピリピリ感を全身で感じます。温度とピリピリ感に慣れたころには温泉成分と熱さが体にしみてきて、10分も浸かっていると汗が出てきます。

源泉かけ流しは常に温泉がフレッシュなので本当に気持ちがいいですね。草津よりも柔らかい硫黄泉は肌にほどよく染み込み代謝を良くしてくれるような感じがします。

アトピーを患ったことがある(今は治っています)顔に温泉をかけても痛くなく、むしろ調子が良い感じ。

露天風呂に出た瞬間、熱い温泉に浸かっていて火照った体をひんやりした山の空気が優しく冷ましてくれる感じです。露天風呂は頭寒足熱のごとく頭を冷やし、臓器を温めてくれ、内風呂よりも長く浸かれます。山の空気をダイレクトに吸い込むことができ体の内側からもリフレッシュ。

温泉から出た後は、夕食まで部屋で一休み。

 

そういえば、温泉に浸かった翌日の感想ですが、肌の調子がいい感じです。傷の症状が緩和されている感じがしますし、顔の吹き出物も小さくなったような感じがします。さすが硫黄泉という印象です。

 

夕食

夕食はバイキングです。2部制になっていて、後半の6時40分から90分間でした。

10分前には食堂前に列ができますので、早めに並んだほうが料理を満足に取ることができます。席は部屋番号で割り振られているので、料理を取り終わったら自分の席を見つけましょう。

メニューはというと、マーボー豆腐、鳥のから揚げ、豚の角煮、串カツ、イカ団子チリソース、合鴨スモーク、枝豆、焼きそば、サーモンの刺身、タコの刺身、サラダ、カレー、ご飯、みそ汁、フルーツ、ケーキなどがあり、十分に食べられる感じです。

時間も十分ですのでゆっくり食べられます。

 

夕食後

夕食後、周囲の散策をしようかと思ったのですが、辺りにはもちろん娯楽施設はなく、湖畔方面は真っ暗。山荘裏手は他のホテルが立ち並んでいるため明るかったですが雨でしたので結局山荘からは出ませんでした。

かといって長時間温泉浸かるとのぼせてしまう。テレビはありますが、せっかく日光湯元温泉まで来てテレビを見て過ごすのはもったいない。でも、することが無いので、再度、温泉に浸かってから人気のないロビーで日頃の疲れを取るかのように椅子に座りました。

そういえば、マッサージチェアが10分200円でありました。

 

 

また、山荘内にはカラオケもありました。

 

朝風呂と朝食

朝食は8時からでしたので、それまで朝風呂ということで、7時から温泉に浸かり体を目覚ませて、寝ぐせも直して、ヘアセット。

朝食もバイキングです。相変わらず10分前に食堂前に行くと、やっぱり列。

朝は席が決まっていないので、自由です。

メニューはご飯、みそ汁、ウインナー、オムレツ、ハム、焼き魚、納豆、湯豆腐、ポテトサラダ、サラダ、漬物など。コーヒーや牛乳もあり、朝からおなか一杯食べることができます。

 

 

出発前にエネルギー全開であとはチェックアウト。

 

チェックアウト

カウンターで支払いを終えて、お土産売り場で買い物。デイリーヤマザキも入っていますので出発前のドリンクも買えます。

 

 

格安で良い温泉に入れてバイキングでおなか一杯食べれる日光湯元温泉おおるり山荘はなかなか良かったです。

 

最後に、行くときに用意したほうが良いものをピックアップしてみます。アメニティは手ぬぐいと歯ブラシだけですので。

 

①バスタオル(レンタル50円かかります)

②髭剃り(100円で販売しているため)

③ドライヤー(浴室のありますが部屋にはないため)

④娯楽用品(周囲は大自然なので、夜はすることがなくなるため)

 

なお、デイリーヤマザキが入っているため、お弁当やドリンクや菓子類を買うことができます。

 

そして、チェックアウト後は、雨の中、戦場ヶ原を横目に華厳滝に向かったのでした・・・

 

そういえば、温泉は硫黄泉のため、入浴後の体からは硫黄のにおいが漂います。帰宅後、お風呂で体を洗えば落ちますが、異臭ではないのでご心配なく。