不動産業について

管理物件で漏水した水がテナント内に侵入して床が濡れたときの話

先日、管理しているビルの1階テナントから、お店の奥の壁と床の交差する足元部分から水が出てきて、営業に支障をきたすかもしれないから何とかしてほしいとの連絡を受けました。

 

すぐに駆け付け、現場を見てみると、確かにお店の奥の壁の立ち上がりの部分の足元が濡れていて、しかも、壁に沿って横に長く水が侵入している様子。

 

雨が降っていた日なので、雨水がビルの外壁に亀裂があって侵入したのかと疑いましたが、店員さんの話だと、前日から漏水が発生しているとのこと。

 

確か、前日は雨は降っていないはず。

 

となると、水道管や排水管が経年劣化で亀裂が入ったか、穴が開いたか・・・

 

漏水している水は、特別臭いもなく透明なので、おそらく給水管が原因ではないかと推測が立ちました。

 

お店の従業員さんに壁の向こうはどうなっているかと伺うと、ほとんど空間はないが、もともと外から出入りができる扉があったと回答がありました。

 

確かに、ビルの奥に使っていない錆びた扉があります。

 

早速、鍵を開け、力ずくで扉を開けると、配管が数本通っていることがわかりました。

 

ビルの壁面には給湯器が2基設置されていて、また、その数本通っている配管は水道の給水管と給湯器からのお湯の配管であることも判明しました。

 

そして、扉のあるビルの壁からお店が造作した壁裏側までの空間は確かにほとんどなく、その幅約20センチくらい。

 

しかも、なんと、その空間の足元部分は漏水した水でびっしょりでした。

 

この空間にある配管からの漏水確定です。

 

でも、いかんせん狭い・・・

 

頭も体も入らないので、ライトで中を照らすと、漏水の影響で足元部分から奥までが水で浸っていて、でも、原因箇所がわからない・・・

 

とにかく、水道屋さんを呼んで見てもらうことに。

 

水道屋さんが、配管が原因だとしても、狭いので修繕ができないかもしれないと言いました。

 

しかも、そもそも体が入らないので原因を突き止めるのには壁を壊さないと難しいと付け加えました。

 

これは困った・・・

 

水道屋さんが来るだけでも出張費がかかるし、直せないとお店への支障も出るし・・・

 

でも、狭い空間が逆にプラスに働き、耳を澄ますと水が漏れだしている音が聞こえたのです。

 

しかも、意外と近い。

 

水道屋さんも忙しい中駆けつけてくれて、手の届く範囲を2時間くらいくまなく見てくれたのですが、次の現場があるので、また明日来ますと言いました。

 

が、その時、漏水している水の流れが一瞬だけ目視で確認できる部分に変わったので、思わず、「この管が原因だと」叫び水道屋さんに確認していただき、すぐに修繕をどうやってするかを話し合い。

 

なんと、給湯器からお湯を流す給湯管の亀裂が原因でした。

 

保護材で巻かれていたので、見た目では気が付きにくかったのです。

 

しかも、微妙に手が届く距離。

 

幅20センチという狭い空間ですが、何とかできそうだ・・・

 

すでに日が暮れ始め、辺りは薄暗い。

 

水道屋さんが手伝ってくれますかというので、もちろんですと返答。

 

ライトで照らした照明係を任され、水道屋さんは、のこぎりを握った手を伸ばして、狭い空間の古い給湯管を切って外して、新しい給湯管を組み込んで。

 

広い空間であればあっという間の作業なのでしょうが、いかんせん狭いので2時間くらいかかりました。

 

でも、おかげさまで、修繕成功。

 

漏水は止まり、通常通りお湯が出ます。

 

水道屋さんも、やり遂げたという感じで清々しい顔をしていました。

 

ところで、今回の漏水の費用負担は誰という疑問が残りますが、その答えは、もともと給湯器を取り付けたお店側の負担となります。

 

ということで、原因を店長さんに話して納得いただき、費用を支払っていただきました。

 

しかしながら、漏水は原因の特定が難しくて、怖いです。

 

特に、建物の中を通っている水道管や排水管のような配管が原因の場合は、見える場所ではないので厄介です。

 

古くなった建物は漏水しやすいので、ご注意を。

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