不動産業について

梅雨時期から多くなる空き地の苦情は雑草

梅雨時期になると雨も多くなり気温も高くなり雑草の育つ条件が整います。

 

ですから空き地をお持ちの地主さんは草刈りに苦労をする様子が伺えます。

 

というのも、放っておくと、人の背丈にまで育つ草もあって、ご自身での草刈りに限界があり、しかも、近隣の方から苦情にもなるからです。

 

私の知り合いの地主さんは、うっかり草のことを忘れていて、隣地のマンションの管理会社から草を刈って欲しいとの電話が直接地主さんにきて、さらに、どうしたらいいか相談を受けたことがありました。

 

その際に便利屋さんに草刈りと根っこの除去、除草剤の散布を依頼しました。

 

作業は一日で終わりましたが、80坪の土地で約10万円かかりました。

 

ちなみに、苦情の内容は、草が人の背丈を超えて塀を飛び越えてマンションの敷地に侵入しているほか、蚊や虫がマンションに飛んでくるようになってマンションのエントランスで死んでいるということでした。住人の方々気持ち悪がっている様子でした。

 

その地主さんは、その後建物を建てたので、それ以降は草の心配ななくなりました。

 

そのほかの地主さんでは、隣地の方から草を刈って欲しいという要望を10年も聞き入れず、近隣関係にヒビが入り、気まずい関係になっていました。

 

草を刈るのが面倒で今まで放っておいたようですが、この度ようやく草刈りをすることになりました。

 

私が隣地の方に、「草刈りの作業のため業者さんが来るのでご迷惑をおかけしますと」念のため、あいさつに伺ったところ、「今まで草を刈ってもらえず、夏になると虫がわき、草陰にゴミの投棄が多々あり、さらには、草が枯れるころにボヤ騒ぎも何度かあった」と言っておりました。

 

ここまでくると、近隣関係も無いと感じてしまいましたが、今回の草刈りで仲直りをして欲しいと願うばかりです。

 

たかが草、されど草。

 

草が生い茂り見っともない土地になってしまうと、近隣の方は嫌な気分になりますし、虫はわくし、ごみは捨てられようになるし、挙句の果てには放火の危険性も出てきます。

 

特に住宅地や商業地の場合には人の行き来がありますから余計に気を使わなければなりません。

 

事件になってしまっては近隣を巻き込んでしまいますから。

 

ちなみに草を刈っただけではまた生えてきますので、根っこの除去や除草剤を散布したり防草シートを敷いて草が生えないように処理をした方がいいです。

 

業者に草刈りと一緒に根っこの除去や除草剤散布や防草シート敷設を行っていただくべく見積もりを取って検討したほうがいいです。

 

もしご自分で除草剤を散布する場合には、顆粒状の除草剤や、先端がシャワーになっている液体状の除草剤がありますので、手軽に散布することができます。

 

梅雨時期から夏に向けて草が育つので、空き地がある場合には定期的にチェックしたほうがいいと思います。