車検費用を抑えるためには?見積り内容をよく確認して不要な作業を省こう

車を所有すると必ず訪れるイベント。

 

それが車検ですね。

 

そして、車検の時にいくらかかるのか気になってしょうがないのは私だけでしょうか?

 

いや、皆様も気になっているはずです。

 

車検は、近所で買い物をするような額ではなく、ともすれば月給に相当することもあるでしょうから車検はある意味怖い・・・のではないでしょうか。

 

部品交換も安くないし、故障が見つかれば修理も必要。

 

車検を通過できないと乗ることもできないですから。

 

普通車でいえば、重量税と自賠責保険を合わせれば5万円前後からかかる。

 

そこに整備費用や車検手続き費用が加わるとあっという間に10万円前後。

 

重量税は考え直してもらいたい。

 

毎年自動車税を支払っているのだから、重量税は廃止すべきでは。

 

そもそも車は今や家電製品のように必需品。

 

特に地方は。

 

なんていう感情が車検が近づくにつれて強くなって、いざ車検日。

 

車を預けてまずは見積もり。

 

ドキドキしますよね。

 

車検見積もりの項目は?

まず見積書を見ますと、ざっくりと以下のような項目があります。

 

検整備基本料
車検代行手数料
自動車重量税
自賠責保険料
印紙代
テスターほか検査機器使用料
消耗品交換代
車検不適合箇所修理代
部品交換代・作業費
洗車代
代車費用
保証費用

などなど

 

車検時には、オイル交換など作業ごとに価格を設定して、行った作業に対して金額が決まる場合や、作業内容が決まっている車検コースを用意しているお店もあります。

 

例えば、エンジンオイル交換やブレーキオイル交換、オイルエレメント交換、冷却水交換、車体下回りの防錆加工、マフラー防錆加工、ガラス撥水、エンジンルーム清掃、エアコンフィルター交換などを織り交ぜたコースです。

 

コースによって価格が違い、例えばエンジンオイルやオイルフィルター交換、冷却水交換などのいわゆるスタンダードコースから、スタンダードコースに加えブレーキオイルやパワステオイル交換、ワーパー交換、車体下回り防錆施工、マフラー防錆施工など作業が充実しているコースがあります。

 

また、車検時に適合基準を満たしていない箇所や部品がある場合には交換や整備が必須になります。

 

例えば、タイヤであればスリップサインが出ていれば交換する必要があり、ウインカーランプほかランプが切れていれば交換の必要がありますし、ヘッドライトの光軸が乱れていれば調整の必要がありますし、フロントガラスにヒビが入っていれば交換の必要があります。

 

ブレーキパッドは残りの厚みが3ミリのように薄い状態であれば交換を進められます(実際には安全のため交換するべきです)

 

車検費用を抑えるには

車検費用を抑えるには、自動車重量税や自賠責保険料、法定整備費用、車検不適合箇所交換修理整備を除く任意の修理整備交換の部分の内容をよく確認し今すぐ実施する必要があるか、本当に必要な作業かを見極めることです。

 

例えば、見積書にフロントガラス撥水施工が数千円で記載されていた場合、不要と言えます。量販店で1000円以下でガラス撥水剤が販売されていますので、自身でガラス部分に塗り込めばその差額が抑えられます。

 

また、洗車代が計上されている場合、自身で洗車すればその分が抑えられますし、雪道や海沿いを頻繁に走行することがなく、車体の下周を覗いてみて錆びていなければ防錆施工は取り急ぎする必要はないと思います。

 

ワイパー交換についても、あらかじめ自身で実施しておけば車検時の交換は不要です。

 

エアコンフィルターも汚れていないことが確認できれば交換する必要はないと思います。

 

他にも、ファンベルトやドライブベルト、ベルトを回す機器類、スパークプラグなど目に見えない部品の交換が見積もりに入っていた場合、今すぐ交換する必要があるのか問いかけたほうが良いです。

 

ベルトにヒビが入っているとか、機器類がきちんと作動していないとかを明確にかつ、今すぐ交換したほうが良いとの回答がない場合には店側の売り上げの思惑が考えられます。

 

ですから、具体的にどんな症状が現れていて、交換をしないとどんな事態になるのか話に信憑性があるか見極めないと、部品によっては高額なものもありますので、無駄に支払ってしまう可能性もあります。目視をさせてもらうのも良いと思います。

 

私自身も、以前、見積もりに交換不要な部品が多々あり、見積もり額45万円を17万円に見直したことがあります。

 

本当に故障もしくは交換の必要なタイミングなのか伺うと、回答は「念のため」。

 

正直驚きました。

 

看板を構えているお店がこんなことをするのかと。

 

私自身が極端な事象にあってしまったので、あまりあることではないと思いますが、それでも、たとえ名の知れた販売店であっても、きちんと見積もり内容は確認したほうが結果的には自分を守ることにつながります。

 

さて、エンジンオイルを交換して間もないのであれば車検時に交換する必要はありませんね。

 

その場合はあらかじめ、オイル交換不要と伝えておくとスムーズです。

 

ちなみに、余談ですが、エンジンオイル以外にブレーキオイル、パワステオイル、冷却水のような油脂類関係は、車を大事に乗るのであれば、安全面も考慮して車検のタイミングで交換をした方が良いと思います。

 

なお、車検実施予定6か月前予約での早割や代車が不要の場合の割引などお店ごとに割引を実施しています。うまく利用することで車検費用を抑える要素になります。

 

先ほども書きました通り、お店側は見積もりに本当に必要な作業かどうか関係なくさまざまな作業などを記載してくることがあります。

 

ということで、きちんと内容を理解して車検に挑みましょう。

 

※あくまで見積もりですから、実際に作業になったときに新たに部品の交換が必要になったとか、追加作業が必要になった場合には請求額がアップしますので、その際にはきちんと報告を受け納得したうえで進める必要があります。ただし、お店側が連絡なしに交換や作業を進めて、いざ支払いの時に想定外の金額になりトラブルになることもあります。ですから、あらかじめ連絡を受けることは大事です。

 

おさらい

車検費用を抑えるのためには、

 

①自動車重量税や自賠責保険、法定整備費用、車検不適合箇所修理など車検の必須項目を除く作業が本当に必要かどうか見極める。不要であれば省く。

 

②代車不要の割引や早期予約割引があれば活用する