草津温泉と言えば日本で有名な温泉地ですね。
行かれた方は多いのではないでしょうか。
硫黄の香りが漂う湯畑周辺は、これぞ温泉地!って誰しも思うはず。
乳白色の硫黄泉に浸かれば体も心も温まります。
源泉温度が100度近く、浴槽の温泉温度も45度近いので体の芯まで温まり、温泉から出た後は冬でも上着を着ると汗が出るくらいです。
しかも、硫黄の強酸性のお湯は殺菌効果があり、皮膚病に良いと言われています。
そんな草津温泉にゆっくり浸かったあとに気がかりになるのがお土産ですよね。
温泉街にはたくさんのお土産屋さんがあり温泉まんじゅうやクッキー、チョコなどの菓子類から漬物、うどん、もち、飲み物までたくさんあり、正直言ってきりがなくなるのは自分だけでしょうか・・・温泉まんじゅうじゃありきたりだし・・・
人へのお土産では、数知れぬたくさんのお土産が並べられて何を買っていけば喜ばれるのかなとか、どれがおいしいのかなとか思うと思います。
そこで、お土産に迷ったときに買う商品が「草津もち」です。
草津もちとは、笹の葉に包まれた一口サイズのきな粉のあんこ餅です。
お土産コーナーでは、草津という文字が大きく書かれた箱の菓子類などの土産品が目立つのと対照的に、草津もちは、小さな透明な袋に小分けされた5個入りからザルに乗せらた15個入りまで、ひっそりと陳列されてる感じがします。しかし、透明なビニールでパッケージされた奥には個々に草津もちと書かれただけの札が付いた笹の葉が異彩を放っています。
この草津もち、ありきたりのあんこ餅と侮るなかれ。一口サイズがとてもかわいらしく、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる味の餅なのです。柔らかくて甘い餅には暖かいお茶が欲しくなります。
しかも、封を開けると、フワッと広がる乾燥した笹の葉の香りが気持ちよいです。
餅にも笹の葉の香りが付いていて、普通のあんこ餅ではないわけです。
一口サイズで小さいため、もう一つ口に入れたくなる余韻がまたたまらない感じ。
見た目が笹の葉に包まれている物珍しい姿なのでお土産にはインパクトも。
お茶菓子入れに並べれば高級な一口サイズのお餅に変身。
茶道に合いそうです。というか、以前茶道を習っていた時にお茶菓子として買っていったことがありました。先生から生徒のみなさんに結構喜ばれました。
さて、草津温泉に行ったときに草津もちを選ぶ理由は見た目や味だけではありません。
もちろん草津温泉といえば温泉まんじゅうも有名です。「ちちや」はラジオでも聞きますし、温泉街にもあります。
でも、温泉まんじゅうではありきたりだし・・・という理由から変化球で草津もちを選ぶ理由が一つ。
そして、草津もちを選ぶもう一つの理由は、地元の「笹乃屋」さんというお菓子屋さんが作っているから。
やっぱり、草津に来たという証になるお土産の方が人にも喜ばれるだろうし、自分自身も草津のお土産!って自負できます。
ちなみに、お土産品の裏の原材料などが書いてある表記を見ると「販売者」と書いてあることが多いです。
地元業者名で「販売者」って書いてある場合、その販売者が、そのお土産を製造しているわけではなく、お土産品となる商品を製造していろんな観光地の業者さんへ納品している製造業者さんからか仕入れて販売者名のシールを裏に貼ってお土産屋さんに卸しているケースが結構あります。地元草津で製造されたお土産ではない可能性があるわけです。ということは、パッケージこそ草津と書いていますが、中身はどこでも買える商品の可能性もあります。
行く先々の観光地で似たようなお土産を見たことがありませんか。
やっぱり「販売者」ではなく「製造者」が草津の業者さんのお土産品の方がお土産らしいのでは。
そんなこんなで、地元草津で作られ、見た目もインパクトがある草津もちを選んでしまうのです。