仕事, 転職

がんばっていればなんとかなると思ったこと

今、ちょっと昔のことを振り返っていました。

がんばっていればなんとかなると思えた内容です

 

退職と引っ越し

 

6年前に勤めていた会社を辞め、住み慣れた地元を飛び出して、今住んでいる場所へ引越してきました。

転職先のあてはあったような、なかったような感じです。しかも、嫁さんを連れて。今振り返ると突発的で計画性に欠ける動きだとちょっと反省です。

 

以前勤めていた会社では、事業部ごとに独立採算制をとっており、そのうちの、一事業部で経理責任者をしておりました。

なぜ、以前の会社は事業部ごとの独立採算制をとっていたかというと、もともと3つの会社が別個に運営をしていたのですが、吸収合併を繰り返して一つの会社になり、費用収益をどの部門がどれだけ計上しているかわかりやすくするためです。

でも、会社の本心は事業部ごとの独立採算制を廃止して本部での統一経理にしたい希望があったようです。その会社の本心が表面化したのが6年前。

経理の一本化でそろそろお役ごめんの空気になり、少しずつ仕事を奪われてきたのでこれを機に辞表と提出しました。

当時、取得していた資格(行政書士・宅建)の道に入ろうという思いもあったので丁度良いタイミングだったと思い決意したわけです。

 

チャレンジと失敗

 

退職3か月後には都内の行政書士事務所に勤務したのですが、そこで知り合った職員と意気投合して行政書士事務所をやることになり、都内で開業。

ほぼコネなし、人脈なしだったので、いろんな人に会ったり、チラシを配ったりしたのですがなかなか仕事に結びつかずでした。

本当に毎日、どうやって仕事に結び付けようか作戦を立てて、ホームページを作ったり、先輩行政書士に頼み込んで仕事を回してくださいとお願いしたり、地区のお祭りの実行委員の手伝いをさせてもらい人脈を広げたり、異業種交流会に参加したり、ダイレクトメールを発送等したのです。

新規で企業してから軌道に乗せるには時間がかかることはわかっていたはずなのですが、10ヶ月くらいたったころ貯金も底をつき始め戦線離脱。嫁さんにもすごく迷惑をかけていたので続けることは難しかったです。このころは、収入がないのに家賃や国民年金、健康保険が毎月かかって食べるものさえままならない状態でした。

一言でいうと「みじめ」。

後で知ったことなのですが、都内一番の激戦区で同業者がたくさんいたようです(言い訳です)。

下調べや調査不足もあり、こんな甘いもんじゃないことを痛感させられました。

今振り返ると、当時の自分はまだまだ努力不足と反省。

 

再出発

 

後日、自分には能力がないと落ち込みながらハローワークへ職探し。

不動産の仕事もしたかったので、たまたま募集のあった不動産営業になんとしてでも採用を勝ち取りたく応募。

面接のときに「住宅の不動産営業じゃないよ。賃貸管理と事業用の大型物件を扱う特殊な仕事だよ」と言われたのですが、がんばりたいから熱意を伝えると、みごと採用をいただきました。

採用をいただいたときは感謝の気持ちでいっぱいでした

そして、採用していただいた恩に答えたいと一生懸命働くことを決意。

最初は難しくて戸惑うことばかりでしたが、今では、大きな仕事も任され毎日刺激的で楽しく働いています。行政書士取得での知識も使え、いろんなお客様と触れ合え、何より地主さんから良くしていただき本当に感謝しています。

商業ビルの売買や大型の店舗用地の売買、不動産とその不動産を所有する会社を丸々売買する不動産M&Aなど、普段経験できないことを楽しんでいます。

新年度からは、営業部長の役職もいただきました。

 

希望と努力

 

無収入の10ヶ月は本当にきつかった。家賃や生活費は必ずかかるし持病の通院もあったので多少の医療費もかかる。いろんなことを考えました。

それでも、なんとか今の状況を何が何でも打開しようと努力すれば何とかなるものです

それに、がんばっている姿を見てくれている人はいるんだなって思えました

こんな自分にも良くしてくれる人もいる。

だからもっとがんばろうと思います。

もちろんいやな顔せずついてきてくれる奥さんにも感謝しています。

失敗しても諦めない。いつも理想とする生活を妄想・・・想像していればそのように自分が進んで行く。そんなこともふと感じました。