最近、観光や旅行で清里ってあまり聞かなくなりましたが、そんな中でも熱いスポットが萌木の村という観光施設の中にあるROCK(ロック)です。
ROCKはカレーの有名なお店で創業は1971年。清里初の喫茶店としてオープン。
このROCKの一番のおすすめの料理はオリジナルビーフカレー。なんと12時間も煮込んでいるので、牛肉の繊維は一本一本ほどけたかのようにバラバラになって、カレールーと絡み合っています。行楽シーズンには待ち時間も。
今回もゴールデンウィークの連休に久しぶりにドライブを兼ねて食べに行ってきました。大体、年1回から2回のペースで行っている感じです。
初めてROCKのオリジナルカレーを食べたのが17年前。今まで食べたカレーの概念を覆されたような衝撃がありました。なにせ、ビーフカレーというと牛肉の塊が入っていると思っていたので、ほぐれた牛肉とは思っていなかったです。
カレールーは茶色。味は日本人好みのスパイスの効いた味に野菜と牛肉の味が溶け込んで、まろやかな感じの味です。とにかく煮込まれた肉が多いのでルーを食べているというより肉を食べているという感じ。ホロホロになるまで煮込むのだから手間がかかるわけです。新しいジャンルのカレーって感じですね。
ごはんとカレーの量は多く、食べこたえ抜群。また、カレーとサラダがワンプレーとになっていて、野菜の量も多い。スキー帰りに立ち寄っての夕飯にはもってこいです。
カレーの上にのっているレーズンバターがルーの熱で溶けて、スプーンを3回口に入れたころにはちょうど良い解け具合。レーズンの甘さと、バターの油がカレーの辛さをまろやかにしてくれて、味にちょっとアクセントが欲しいというときにも重宝するアイテムです。
サラダにかかっているドレッシングもまた美味。うまく説明ができないですがとにかく美味しい。白濁としているのに、ノンオイルっぽい。野菜の粉砕されたような粒が見えるけどクリーミー。
誰か、原材料を教えてください・・・
最近知ってびっくりしたのですが、ROCKは2016年夏に火災になって全焼してしまったようです。行き慣れたROCKが火災にあってしまったことは本当に残念です。でも、先日訪れたときは、火災から復帰してのリニューアルオープン後で新しくなっていました。
ROCKが健在で本当に良かった。
被災してもカレーの味が守られたことが本当に奇跡。
そして、慣れ親しんだ味は健在でした。
訪れたときは店の外にはオリジナルカレーの味を求めてたくさんの人。午後3時頃に行ったのですが、店の前には20人くらい。それでも15分位で席へ案内されました。5月の高原の空気の中で食べたかったのでテラス席に案内していただき、いつものオリジナルカレーを注文。
サイドメニーは腸詰屋のソーセージ5種盛り。オリジナルカレーに辛いソーセージがトッピングされているファイヤードックカレーがメニューにあるのですが、ここはあえてソーセージ5種盛り。チーズやハーブなど5種のソーセージの味わいとオリジナルカレーがマッチしていておいしいです。
ちなみに、オリジナルビーフカレーはレトルトでの販売もしています。一つ700円しますが店内で食べるそのままの味ですので、自宅でROCKのカレーが食べたいときのためにお土産にも最高です。