家を買う

一戸建てと分譲マンションの違いとメリット・デメリット・どっちがいい?

人生で一番大きな買い物といえるのが住宅ではないでしょうか。

通常は一生に一度ではないかと思います。

 

さて唐突ですが、一戸建てと分譲マンションのどちらがいいのでしょうか?

メリットやデメリット、また違いはどのようなものでしょうか?

 

一戸建てと分譲マンションはライフルタイルによって買い方が異なってくるといえます。

ですから、メリットやデメリットを踏まえたうえで購入を検討されるといいと思います。

イメージとしては、一戸建ては郊外型や駅から多少距離がある、マンションは都市型や駅近くといった印象です

 

一戸建てについて

 

まず、一戸建ては、駅からは離れた静かな住宅地にあるイメージです(とはいっても駅前にある場合もあります)

駅周辺の多くは商業系の地域として用途が決められていることが多く、店舗ビルや事務所ビルが立ち並び一戸建てには不向きです。

ビルの谷間は日陰になり、駅前は人通りも多いです。そして何より、高層の建物が建てられる地域なので土地が高額になります。

仮に一戸建てを建築したとしても、とても買えるような金額ではなくなります。

ですから一戸建ては、基本的に建物が建築できる広さの土地が確保でき、閑静で住環境が整った場所に建築することができる郊外がベストです。

都市計画では住宅地は基本的に住居専用の地域として決められていることが多く、高層の建物は建築ができなかったり、できたとしても日陰にならないように法令での取り決めがあります。

また、地方へ離れると、一戸建てが主流で、主要駅周辺にぽつぽつとマンションがあるくらいです。

地方は車社会であることや、土地の価格が安く、土地自体も広く確保できるため、マンションを建築するメリットがないとこが理由だと思います。

土地だけで一坪15万円の場所もあり、50坪で購入しても750万円です。

なお、都心の住宅地では一坪100万円でも買うことが出来ないため、仮に一坪100万円としても、50坪買った場合には5000万円になります。

一戸建てはなんといってもマンションのような隣や上下の住人を気にするようなことがなく暮らすことが出来ること、リフォームや改装を自由にできること、そして何より土地全体が自分の物のなることが魅力ではないでしょうか。もちろんご近所付き合いはありますが。

建物も資産ですが、やはり土地が自分の所有になることが最大の魅力です。

 

マンションについて

 

一方マンションは鉄筋コンクリートでつくられた集合住宅です。

駅が近く、交通や買い物の利便性が良い場所にあり、駅直結のマンションなどもあります。

駅周辺にある理由は、駅周辺には商業系の地域が多く、この商業系の地域がマンション建築に当たっての豊富な容積率の面から、建築するのに一番適しているからです。

また、湾岸エリアなど駅からは多少離れますが、ロケーションという立地を売りにしているマンションもあります。

基本的にマンションは駅近くにあることが多く、通勤に便利で、買い物にも気軽に行けたりします。マンションは、駅までの通勤時間を短縮したい人にはベストといえます。

エントランスはオートロックになっていたり、管理人さんがいてセキュリティーの上で安心のマンションもたくさんあります。

最近の高級マンションでは、住人専用のプールやジム、バーラウンジが付いていたりします。

ただし、マンションで注意しなければならないことは、基本的に購入した部屋の室内以外は共有部分となることです。廊下など共用部には勝手に物を置くことはできません。

玄関ドアやベランダも共有部分になっていることが多く、購入時に渡される管理規約で確認しなければなりません。ドアやベランダを改装したいといっても自由にできるわけではないのです。

室内のリフォームでも管理組合の同意が必要の場合もあり一戸建てのように自由にというわけにはいかない場合もあります。

また、マンション購入の際の住宅ローン支払い以外にも、所有している限り管理費と修繕積立金を支払います

管理費は文字通り管理をするための費用です。共用部の清掃や電球の交換、エレベーターの保守費などの維持管理費の支払いにあてられます。修繕積立金は、マンションの修理や立替のときに支払わられるための積立金です。マンションの外壁や屋上の防水の修繕や給水排水管の交換、エレベーターの修理、築年数による立替などのために使われます。

マンションは集合住宅なので管理組合が存在します。管理組合は、マンションの運営や修繕など維持管理に関して決議する集合体です。議会みたいなものです。大事なことは話し合って議決を取るといった組織です。

住人になると必ず加入します。

マンションは居住する部屋(区分所有部分)はもちろん自分の所有ですが敷地に関しては敷地全体を共有持分で所有します。広い敷地の一角が自分のもというわけではないのです。

 

一戸建てとマンションを選ぶ際、どちらがいいか悩まれる方は多いと思います。

こんなときはご自身のライフスタイルで選ぶのもいいと思います

一戸建てとマンションのメリット・デメリットを考慮して自分に合った物件を探してみてはいかがでしょうか

 

まとめ

 

一戸建てのメリット

・自由にリフォームや増築や建て替えができる

・建物のほか土地全体が自分の資産になる

・マンションのように壁でつながっているわけではないため、上下隣の音を気にしなくてよい。

・駐車場代を支払わなくてよい

・管理組合に加入することがないため、わずらわしさがない。

 

一戸建てのデメリット

・駅から離れるケースが多い

・建物の修繕費やメンテナンス費用は自分で計画的に貯めなければならない

・マンションのようにエントランスのオートロックがあるわけではいなので防犯面では劣る。空き巣等の心配がある

 

マンションのメリット

・駅から近い

・鉄筋コンクリートなどで建築されいているため一戸建てよりも耐久性がある

・エントランスのオートロックや管理人常駐など防犯面で優れている

・管理組合に参加することでコミュニティーが生まれる、いざというとき心強い

・修繕計画が立てられているため、建物維持管理体制ができている

 

マンションのデメリット

・住宅ローン支払いのほか管理費、修繕積立金、駐車場代を支払う必要がある

・土地が共有持分となるため、自由に処分できない

・室内をリフォームするときには管理組合の同意が必要な場合がある

・管理組合への参加義務がある

・上下隣の住人へ音の配慮や気遣いが必要