4月1日の新年度と春へまっしぐらという時期に、急きょ一泊二日の草津旅行に行ってきました。
草津と言えば、温泉やスキー、温泉まんじゅうなど観光やスポーツ、食、癒しの盛りだくさんの地で有名ですね。
そんな草津には久しぶりの宿泊です。
宿泊先といえば温泉街のある湯畑周辺のホテルや旅館も良いのですが、今回は料金がリーズナブルで湯畑からもそんなに遠くないホテルニュー紅葉に泊りました。
ニュー紅葉は格安料金で宿泊できる観光ホテルのおおるりグループが運営するホテル。
伊藤園グループみたいな感じです。
ニュー紅葉から湯畑までは大体10分ちょっと。
湯畑やお土産屋さんが軒を連ねるメインの観光スポットからはそんなに遠くなく、気軽に泊まれる宿だと思います。
まず、土曜日午前中に出発して、浅間酒造に立ち寄ってからチェックインを3時に済ませ、10階の部屋へ。
部屋はベッドが二つと畳のスペースがあり、テーブルには温泉饅頭が2つ。
トイレはユニットバスタイプで、ほかにはテレビ、金庫を完備・・・っていうかふつうありますね。
ちなみに、温泉饅頭が部屋に用意されているのは理にかなっているのだとか。湯につかる前に血糖値を上げて、入浴中の血糖値低下を防ぐらしいです。
部屋からは、草津スキー場や白根山、眼下や目の前に広がる森が良く見えて、眺めは最高です。ベランダに出ると、澄んだ山の空気を口いっぱいに吸うことができて日頃の疲れが飛ぶようです。
4月にはいってすぐの時期でしたが、前日まで雪が降っていてベランダから見える景色は雪化粧をまとって真っ白でした。
夕食は2部制で、後半の6時45分からということだったので、それまでは湯畑と外湯に入るべく散策に。
学生の春休みや家族旅行の団体で湯畑周辺は賑わっていて、活気があふれている感じです。
外湯は湯畑付近が一番混んでいるので、湯畑から4、5分歩いた地蔵の湯に。
予想通り空いていて、ゆっくり草津特有の強酸性の硫黄泉につかれて大満足。
温度も熱すぎず、疲れが強酸性の湯に溶け出して体が楽になるっていう感じ・・・
その後、ホテル紅葉に戻って、夕食。
バイキングになっているのですが、チェックインの時に追加注文で鹿鍋をオーダー。
フロントに鹿鍋や鴨鍋など4種類の写真があったのでついつい。
食堂には夕食時間前になると良い席を確保するためや、料理を取るための列を避けるため、早めに来た人の列ができています。
食堂が解放されると、一気に料理に向かって列が動き出しますが、手分けをして、良い席を確保するといいと思います。
メニューは季節ごとに変わるようですが、この日は、からあげ、角煮、春巻き、ロールキャベツ、小籠包、マグロやタコの刺身、ペペロンチーノ、カレー、サラダ、ケーキ、フルーツなどなど、バリーエーションがあり結構満足できた感じです。
夕食は制限時間が1時間ですが、おなか一杯食べて5800円からというのはとても安いと思います。
ちなみに、追加で鍋を注文すると、あらかじめ席に用意される都合で、席は確保されています。しかも名前付きで。
夕食後は、ライトアップされた湯畑へ。湯畑までは下り道なので、冬場は雪が積もり滑りやすいです。特に夜は暗いので懐中電気かスマホのライトをつけた方が安全です。
夜の薄暗い中、湯畑がライトアップで映し出されて、湯畑から上がる湯けむりが風向きの影響で湯畑を見え隠れさせる様子がとても幻想的。
ついでに、また地蔵の湯につかりに。やっぱり空いていてゆっくり浸かっていられる。湯畑のにぎやかさと違って落ち着いている感じが自分には合っているのかな。
ホテルに戻ると、爆睡。
でも、4時ころに目が覚めて、まだ入ってない大浴場へ。
さすがに時間が時間。誰もいません。広い浴槽を独り占めしてのんびり。広い内湯と露天風呂の2つがあります。
泉質は酸性-塩化物・硫酸塩温泉。無色透明ですが源泉の温度は96度。もちろん適温まで下がっています。もちろん加水と加温なしです。ペーハー1.46という強酸性。なんでも草津のお湯に釘を入れると1週間で溶けてしまうとか。
効能はアトピーや湿疹などの皮膚病、傷などです。
草津のお湯は酸性が強いので湯に入るとピリピリします。傷口や肌荒れの部分には刺激があります。アトピー持ちなので、ヒリヒリして、出た後は赤く炎症してしまいましたが、殺菌効果があるのか、その後は調子がいいです。
よく、浴槽に入りながら顔に湯をつける人がいますが、草津のお湯は目に入るとすごく痛いです。
また、硫黄が含まれているので、入浴後2日間くらいは硫黄臭が取れないかもしれません。
そういえば、大浴場に誰もいないのにもかかわらず、浴衣が何着か放置されているのはなぜだろう・・・不思議だ。
翌朝の日の出は、ベランダからの雪景色が朝日で赤く染まりとてもきれい。
白のキャンバスに色付けしたようです。
そして朝食もバイキング。夕食と違い、寝坊したり食べない人がいるせいか、食堂には、ばらけて集まってくる感じです。パンやサラダ、湯豆腐、ウインナー、だし巻き玉子、ひじき、マカロニサラダ、焼き魚、納豆、コーヒー、牛乳など朝らしいメニューです。
ゆっくり過ごした時間も終わり、9:30にチェックアウト。その前に、金庫の中やベッドやテーブルの上など忘れ物がないかチェック。
ホテルニュー紅葉の感想のまとめ
①5800円からと格安で宿泊できる。
②温泉が良い。
③入浴時間が長い。12:30~翌朝9:00まで入れる。
④食事はバイキングで気兼ねなく食べられる。ただし、食事開始間際は並ぶ。
⑤湯畑や温泉街に遠くない(徒歩10分ちょっと)ただし、湯畑や温泉街までは下り坂なので冬場は滑りやすく注意が必要。
⑥格安料金なのでサービスを求めない方が良い。部屋にドライヤーは無いのでフロントで借りるか、大浴場で使用するか、持参です。
⑦チェックインが午後1:00からと比較的早い。
草津温泉の湯畑や温泉街に徒歩圏内で格安料金で泊まれるニュー紅葉はなかなか良いと思います。力を入れずに気兼ねなく泊まれますからまた利用してみようと思います。