燃費向上, 身近な疑問,

車間距離は十分とった方が安全で燃費も良くなるのではないかと思う

先日、国道を走っていて大渋滞にはまりました。しかも行き帰りです。

みなさんもイライラもしていたと思います。目的地への到着時間が遅れたり燃料が無駄に消費されてしまうので無理もないことだと思います。

そんな渋滞で、前の車が走り出すと車間距離を十分に開けずに、付いていくように連なっていく光景を目にしました。

車で走るときは、自分も注意しなくてはと思って余裕をもった車間距離を保つようにしていますが、他の車ではありますが、次の渋滞や信号にはまるまでに車間を詰め、ぐんぐん加速していき、前の車が車間距離を開けようものなら追い越して割り込む光景さえ目にしました。

 

前方が渋滞して詰まっている以上、我先に行っても到着時間は変わりません。

しかも、車間距離を詰めることでブレーキを強く踏まなければならず、安全面から見ても好ましいとは言えません。

自分は大丈夫って思わず、改めて気を付けたほうがいいのではないかと思っております。

前の車についていきたくなる気持ちもわかりますが、仮に自分が大丈夫、自信があると思っても、急なブレーキをした場合、後続車がよそ見をしていたり、高齢者の場合、ブレーキの判断が遅れて追突事故や、最悪の場合玉突き事故にもなりかねません。

後方の車のことも意識して運転したほうが事故に巻き込まれる可能性も少なくなります。

 

また、割り込まれるのを拒むかのように車間をあけない車も見受けられます。

仮にそうだとしたら、割り込まれて悔しいという感情は捨て、安全のために車間を開けたほうが賢明ではないでしょうか。

右左折時にウインカーを曲がる直前で出す車もたまにいますし、突然ハザードランプを付けて止まる車もいます。渋滞に限らず、常に車間距離を保つことは安全面で大切なことだと思います。

 

ところで、車間距離を走行速度の2秒以上分開けることが良いという話を聞いたことがあります。危険と判断してからブレーキを踏み、そのブレーキが利き始めるまでに約2秒かかるかというのが根拠らしいです。

 

2秒と言わず、もう少し距離を開けたほうが、もちろん安全ですね。

 

あと、車間距離を開けることで急なブレーキワークやアクセルワークが減り燃費も良くなるのではないかと思います。急加速をしたり、ブレーキを踏むギリギリまでアクセルを踏んでいるということは、その分燃料を消費します。

前の車がトラックやバスの場合、信号や先の渋滞が認識しにくいので、前のトラックやバスがブレーキを踏んで初めてとっさにブレーキを踏むことにもなります。ということはブレーキを踏む直前までアクレルを踏んでいることになります。

車間距離を開けて走ることで、前の信号が赤なのか、青になろうとしているのか、渋滞しているのかを認識でき、アクセルから足を離しエンジンブレーキをかけることができます。今の車はエンジンブレーキをかけるためにシフトダウンするとエンジンに燃料が供給されるのをストップしますのでその分燃費が良くなるわけです。

エンジンブレーキで減速しながらブレーキを踏むことで、ブレーキの減りも抑えられ、結果的に車に掛けるコストも抑えらるのではないかと思います。

 

もちろん同乗している人もヒヤヒヤしなくて済むので、車間距離を十分開けることは交通社会にとってもすごく良いことだと思います。