3月や4月は学生生活の始まりや新社会人スタートで賃貸アパートや賃貸マンションを借りる予定の方がいらっしゃるのではないでしょうか。
また、転勤、結婚などで賃貸アパートや賃貸マンションを借りる機会が一度はあるのではないでしょうか。
私自身、大学生活スタートの時、転職の時、結婚した時に引っ越しをして賃貸アパートや賃貸マンションを借りた経験があります。
今も賃貸マンションに住んでいます。
賃貸の場合は購入した住宅と違い転勤などで引っ越しが必要になっても機動性があったり、住みたい町に自由に引っ越しして住めるところが面白いですよね。
さて本題。
今は賃貸物件を探すとき、インターネットで検索するとアパマンやアットホームなどたくさんの物件紹介サイトが出てきます。
賃貸アパートや賃貸マンションを探すときは、まずはインターネットで調べて、実際に不動産屋さんに行って物件の中を見せてもらうと良いと思います。
その際に販売用の図面をもらい、その図面を見ながら室内の間取りや広さをチェックして、同時に家具の配置(どこに置くか)や周辺の施設などの環境もチェックしましょう。
特に駅、スーパー、コンビニ、飲食店、病院は要チェックです。
病院は意外と重要です。緊急時に駆けこめる先があると安心です。
ちなみに、販売図面には間取り図や賃料、入居時期、最寄り駅などが記載されています。
紹介された物件を内見して、もし気に入らない場合は、不動産屋さんに再度希望条件を伝え、自分の希望に合った物件を紹介してもらいましょう。
不動産屋さんによっては扱っている物件が違うこともありますのでいくつか不動産屋さんを巡って検討するのがおすすめです。
さて、実際に物件を決めた場合
気に入った物件があり、そこに決めた場合には一度不動産屋さんへ戻り申込書を記入します。
申込書とは大家さんが申込者に貸しても大丈夫なのかを審査をするための書類です。
万が一、入居した方が家賃を支払うことができなかったり、危険な人が入居されては大家さんも困りますから。
ですから、記入事項には住所、氏名、勤務先、年収、連帯保証人などの情報を書く欄があります。年収、勤務先は嘘を書かずにきちんと書きましょう。
審査は2、3日もあれば出ます。よほどのことがない限り審査は通りますし、保証人がいない場合は保証会社が保証人になってくれます。
申込時は、申込み金としていくらか支払うことがありますので一応1万円くらいは用意しておきましょう。万が一、申し込みをした物件をキャンセルしたときは申込金は帰ってきます。契約を結んではいないから手付金にはならないからです。
申し込みの審査完了後は契約
申し込みの審査を通過したら契約になります。契約には契約者の運転免許証などの身分証と認印、連帯保証人の印鑑証明と実印などが必要となりますが申込時に担当者から必要書類一覧を頂けますので契約書に押印するまでに用意をしましょう。
また、申込審査が通過したら、契約の前に重要事項説明書という書類を交付され、不動産屋さんで働く宅地建物取引士という有資格者から説明を受けます。
重要事項説明書は借りる方が不利益をこうむらないように大事なことは事前に説明する内容を記載した書類です。
重要事項説明書には物件の所在や部屋番号などの概要やキッチン、トイレ、風呂、エアコンのような設備内容、賃料や敷金、礼金などが記載されており、説明を受けた後は記名押印します。押印したことで説明を受けたという証拠になりますので、わからない部分は納得いくまで聞きましょう。また、不明な点や疑問点はどんどん聞きましょう。借りた後でトラブルになるのは嫌ですからね。
重要事項説明の後は契約書に記名押印
契約書へは、大家さんは最後に記名押印しますので先に借主が記名押印します。
重要事項説明を受けた後、契約書の内容の説明を受けてから、その契約書をその場で渡されますので自宅で借主と連帯保証人の記名押印をして、必要書類である免許証や連帯保証人の印鑑証明書と共に不動産屋さんに後日郵送や持参で渡します。
なお、契約書には賃料や敷金、礼金の額についてや禁止事項、解約、退去時の修繕についてなど重要なことがたくさん書いてあります。ですから、不明や点や疑問点はどんどん聞きましょう。
ちなみに、契約書への連帯保証人の記名押印は通常は両親のどちらか所得のある方になってもらいます。
慎重な大家さんは保証会社もつけてくださいという方もいます。
保証会社は、保証人の役割をしてくれる会社です。通常は借主本人に連帯保証人がいない場合に代わりに連帯保証人の役割をしてくれます。また、大家さんから、万が一、家賃を連帯保証人が肩代わりしたときに支払いできるのか心配があるときに、保証会社を付けてくれるように要求されることがあります。
最後に契約金の入金と鍵の受け取り
契約書にサインした後は指定された期日までに契約金等を振り込みます。
なお、契約に必要なお金は①敷金 ②礼金 ③仲介手数料 ④前家賃1か月分 ⑤火災保険料です。
敷金は担保の意味を持っており、滞納があると敷金から充当され、減った分は再度敷金として預けます。
また、退去した時にクリーニングや修繕した金額を差し引き余れば帰ってきます。
逆に足りないと足りない分は請求されます。
礼金は名前の通り大家さんへのお礼のお金ですので帰ってきません。
仲介手数料は不動産屋さんへ支払う手数料です。賃料の1か月分が最大です。
家賃は先払いが通常ですので、先に1か月分を支払います。
火災保険は万が一火災を起こしてしまったときのために入る保険で必須です。
家財の額や火災以外の保険追加で金額は変わりますが、大体15000円前後です。
入金を済ませあとは鍵の受け取りです。
契約開始日もしくは前日くらいに鍵の受け取りです。
鍵がきちんとあっているか実際に試してみましょう。
これで晴れて賃貸できましたね。