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中古のボクスター(中古車)を現金で買うときの手続き

以前、ボクスター購入までの道のりをご紹介しましたが、今回は申し込みから現金の支払い、納車までの道のりの体験をご紹介します。

 

とはいっても中古ですから新車の国産車と同等の価格、もしくは安いと思いますのであしからず。

 

状態のチェック

まず、ボクスターを見せてもらったときにエンジンをかけて、エンジン音や吹き上がり、アイドリングまで状態をチェックしました。アイドリングは安定し、吹き上がりも良好、異音無しということでエンジンは良好と判断。

 

試乗はしなかったのですが、試乗をすることできちんと真っすぐ走るか、ギアや走行に支障のある症状がないか等が確認できてなお良いです。今回は保証に入る予定でいましたのでこの辺は問題なしとしました。

 

外装の傷もチェックしましたが、飛び石の傷がバンパーやボンネットにいくつかあり、あとドアミラーに擦り傷があり、ドアにも小さな傷がありましたが10年落ちを考えるときれいな方なので許容範囲としました。内装は使用感がありましたがきれいな方なのでこれも許容範囲。

タイヤとブレーキパッドは7分くらい残っていましたのでバッチリ。

鑑定書やヒアリングでも特に問題のある部分はなさそうなのと、エンジンやギアなど機関系は問題が出たとしても保証に入る予定でしたので安心と考えこのボクスターに決定しました。

 

見積もりの依頼

車が決まった後、見積もりを出してもらいました。

見積もりには本体価格や登録費用、保証費用など合計金額が記載されています。

見積もりは販売店が最大限の売り上げ金額になるように保証期間が長期、コーティングや不要なオプションなどを付けてくることがありますが必要なものか不要なものか内容を確認して、わからないときは今の時点で必要か聞いたほうが良いです

また、値引きなどの金額交渉もこの時にします。予算を伝えて希望金額に近づけられるように交渉します。高圧的ではなくお願いするスタンスが良いです。値引いてくれたらサインしますという方法も効果的です。以前、この方法で値引きしていただきました。

 

今回は、希望予算に収まるように値引きのお願いをしたところ、少しだけ聞いてもらえ、予算内におさまりそうだったので契約書にサインすることにしました。

 

契約書には目を通し納得したうえで住所氏名を記載しましょう。

一度サインをすると内容変更は難しくなりますので、疑問点や値引き交渉や不要なオプションを付けないというような要望はサインする前にキチンと解消しておかないと後悔することになります。後での変更は基本的にできませんから。

 

また、契約書サインの時に、車庫証明や陸運局の申請手続きの説明がありますが、基本的には販売店に依頼したほうが無難です。ただし、自分でもできます。サイン後には、車庫証明申請や陸運登録の手続きに必要となる書類を説明されますので、期日までに用意して販売店に郵送か届けます。

必要書類は①委任状②印鑑証明書③運転免許証のコピーです。委任状は販売店の方で用意してくれますので記載と実印を押します。

 

契約書の内容

さて、契約書の具体的な内容です。

契約書には購入する車の車種、年式、走行距離など車の情報、金額や手付金、残金の支払い方法などの情報、免責事項などの情報などが記載されていています。

 

金額内容

契約書記載の金額内容は具体的には車両本体の価格、車庫証明に必要な費用、自分への名義変更とナンバー登録のいわゆる陸運登録費用、車検が無い場合は車検を取るための点検整備費用、自賠責保険費用、車検が残っていても整備してくれる場合は整備費用、リサイクル預託金、販売店保証料、自動車税の日割り計算、他にもコーティングを依頼すればその費用、ETCが付いていればセットアップ費用、その他オプション取り付け費用などがあります。

今回はボクスターということですが、もし車検や保証が付いていない場合は30万から50万は余分にかかります。

自分の場合、車検無しでしたので車検費用と販売店保証料で40万弱はかかりました。保証は1年間にしましたが、2年間にすれば15万円ほど費用が余分にかさみます。

保証は1年は付けたほうが安心です。2年を付けるのは費用対効果に見合うのかが疑問です。古い車ほど保証料も高くなりますが心配の方は付けても良いでしょう。でも、比較的新しい車や、故障例が少ない車はそこまで神経質になる必要はないのかなと思います。

ML350を買った時も1年保証を付けましたが、故障もなく今でも元気に走っています。ML350自体に故障例は少ないようですので継続して保証は加入しませんでした。

 

ボクスターは頑丈で故障は少ないと聞きます。ですから、様子見で1年でもいいのではないでしょうか。

 

車庫証明について

車庫証明は販売店にお任せしても良いですが、自分でも申請することができます

車を置く予定の駐車場のある管轄の警察署に申請をしますが、警察署のホームページで車庫証明の申請用紙をダウンロードでき、また、書き方も解説しています

ですから、自分で申請することで2万円前後は節約できるはずです。ただし、駐車場は住居地から2キロメートル以内の範囲という制約がありますので注意が必要です。

自分自身も車庫証明は自分で申請しました。申請の際にはあらかじめ、現時点での車検証のコピーをもらいます。申請用紙に車体番号や車のサイズを正確に記載する必要があるからです。

警察署へ申請後、車庫証明が下りたら受け取り、販売店に送りました。車庫証明申請時に証明書発行予定日が掲示されていますので、その日に受け取りに行きます。通常1週間もあれば十分です

 

陸運局手続きについて

陸運局の登録は販売店に任せてた方がスムーズだと思います。

販売店の提携している行政書士さんが手続きをしてくれます。

ですから、実際にお任せしました。

 

手付金支払い

契約書記載が終わると手付金の支払いがあります。販売店によって手付金額はまちまちですが、今回は3万円でした。手付金は購入代金に充当されますのでご安心を。ただし、手付金支払い後にやっぱり買うのやめますというときには、手付金を放棄しなければなりませんので注意が必要です。

ちなみにML350を買ったときは手付金は20万円でした。クレジットカードが使える販売店もありますので、手持ちがない時にはカードが便利です。クレジットのポイントもたまります。

 

契約締結後

契約締結後は車庫証明や陸運登録に必要な書類の準備・郵送と残金の入金を期日までに済ませます

販売店に車庫証明と陸運登録をお任せの場合には、実印を押した委任状、印鑑証明書、運転免許証のコピーを郵送等で渡します。

 

納車日

必要書類を郵送等で販売店に渡し、かつ、残金の入金の後は納車日を打合せし、納車当日に伺って納車です。

納車時にはエンジンをかけて調子をチェックのほか、外装内装の傷等をチェック、コーティングなどオプションの施工が完了しているかチェックしました。問題なければ鍵と車の取り扱い説明書などの引き渡し物を受け取り、引き渡し完了の書類にサインをします。鍵はスペアキーがあるかきちんと確認しましょう。納車に興奮していて意外と見落としますので。

 

最後に車の操作方法でわからない部分を聞き納車完了です。

納車後は適度に乗って隠れた不具合がないか確認したほうが良いです。保証で修理できますので、早めに発見して直してもらいましょう。